Immature love 23 ページ23
「へぇー、大輝に名前で呼んでほしいってねぇ〜」
「うん、不思議だよね。
最近兄ちゃんが何考えてるか分からないや」
長いようで短い夏休みがが去り、学校終わりに涼華に呼び出されマジバにいるA
「別に分からなくてもいいじゃない」
「えー。黄先輩の事、分からなくてもいいのー?」
「アイツ分かりやすいから嫌でも分かるのよ」
コーヒに口をつける涼華に‘そっかー’と言いながら‘でもな〜’と悩み出す
「兄ちゃんがツライ時は私もツライし、嬉しかったら私も嬉しいし、いつだってお互い共感したり色々と、色々とね」
「Aって大輝の事好きなの?」
「…………え……?」
いつもなら「好きだよ〜当たり前じゃん!」と返すのだが、今回は何故か即答せずにきき返してしまった
しまったというより、周りによくきかれる“好き”ではない
そう不思議と分かってしまった
感じてしまった
Aの反応に少し驚きながらも頼んだポテトを掴みながらきく
「え、違うの?
だって大輝がツライとツライし、幸せだと幸せ。
それって大輝の事が好きだからじゃない」
「いや、でも、兄妹なら普通でしょ?」
「普通じゃないわよ。たとえ弟が幸せでもアタシは幸せにはならない。良かったね、それで終わりよ。
それにアンタ達本当の兄妹じゃないじゃない。
Aが大輝を好きになってもおかしくないわ」
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作者名:ふたば | 作成日時:2016年4月3日 13時