Orange2 【黒子のバスケ】 (ページ3)

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Immature love 3 ページ3

「(人1)ーー！会いたかったー！」

２年ぶりに再会したAに桃井は抱きつかずにはいられなかった

「さつき先輩、胸、あたってる……」

「なんで帰るっていってくれなかったの！？」

「ん？私手紙ちゃんと送ったよ？」

桃井の携帯が鳴りだす

「あ、お母さん？今私取り込み中なんだけ……え、(人1)から手紙きた？あ、うん分かった……」

会話をおえ、静かに終了ボタンを押す

「今日届いたんだね……」

「うん、そうみたい……」

Aは桃井の後ろをみた

「久しぶり、皆！」

笑った
それだけで充分だった
皆、Aに笑って「久しぶり」と返した

そして色んな話をした
自分と住所を書いていなかったせいで、黄瀬だけが返事をもらえなかった事
緑間がAに自身の演奏を録音したＣＤをあげた事

「緑ママって本当に私の事好きだな！」

「その呼び方やめるのだよ！」

そういいながらも優しい顔をし、「嫌いではないのだよ」と言う緑間に皆、笑わずにはいられなかった

「なぁ、少しだけオレ達を２人にしてくれねーか？」

「ダメッスよ、青峰っち
皆 (人2)と話したいんスから」

「それとも、皆の前では言えないことなのかな？」

赤司の問に小さくわざとらしく舌打ちをした

「わかったよ、お前らの前で話す」

青峰はAの正面にすわる

「あの時は悪かった……今さら謝っても許されるとは思ってない
けど…

またオレを〝兄ちゃん〟って呼んでくれるか？
〝A〟」

青峰の言葉に涙を浮かべる

「何言ってんの！
そう呼ぶのは当たり前でしょ
兄ちゃん！！」

笑ってそう言った
桃井も涙を浮かべながら２人に微笑む

「私、向こうでバスケ始めたんだ
もちろんちゃんと選手として試合にも出たよ」

「Aさん、バスケ出来るんですか？」

「昔はよくしてたよ。大ちゃんと一緒に」

「でもお前、本格的にはやろうとしなかったよな？
いつも遊びでやるぐらいで」

「うん、まぁそうなんだけど
征くんに『選手だったことも無い君に何が分かる』って言われたから…」

「……」

「「へぇー、赤司/赤司くん。
A/(人1)にそんな事言ったんだー」」

「A、あの時はすまなかった」

「謝らないでよ。征くんおかげで皆の気持ちが少しでも分かったんだよ？
ありがとう征くん」

笑うAを見つめる赤司

「なんか、嫌な予感するッス…」

「だな……A、可愛すぎるから仕方ないけど」

「青峰っち、過保護治すッスよ」