Orange2 【黒子のバスケ】 (ページ20)

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Immature love 20 ページ20

それから何度か涼華から連絡があり、呼び方も‘リョカ姉’に変わった
それを知った桃井はもちろんヤキモチをやいた

「(人1)、最近涼華さんばっかりでつまんない」

「だからってオレに当たんなよ。
別にいいだろ、仲良くすんのは」

「そうだけど……絶対涼華さん、姉ポジション狙ってるもん
(人1)は私のなのに…！！」

呆れる青峰に桃井は

「…やっぱり大ちゃん変わった」

「どこがだよ」

「(人1)の事、妹って言わなくなったよね」

「言わないだけだろ」

「そう？あ、ねぇ。夏にどこか遊びに行かない？もちろん皆で！」

「それいいな。カブトムシ捕まえに行くか！」

「行かない！！あ、(人1)～！！」

後方にAを見つけ抱きしめる

「久しぶりの(人1)♡夏服も可愛い～♡」

「A、夏休み暇か？暇だよな」

「決めつけんなよ。確かに暇だけど…
何かあるの？夏祭り？」

「それもいいけど、遠出したいな～って考えてるの」

「うーん、いいよ」

「やった！じゃあ私皆に伝えるね！」

鼻歌を歌いながら文字を打つ桃井に２人は微笑んだ

「さつき先輩、楽しそ」

「そうだな」

「ねぇきいて？修兄から手紙届いたの。
もうすぐ一時帰国するんだって！」

「虹村さんが？へぇ、楽しみだな」

「でしょ！？早く会いたいなー」

ふふっと笑うAを優しい顔でみつめる青峰の前に興奮した桃井が振り返った

「きいてー！皆、OKだって！
赤司君がプライベートビーチ持ってるからそこに行かないか、だって！」

プライベートビーチってどんだけだよ……

「ビーチ…海か。巨乳のネェちゃんのポロリあるといいな」

「紫外線やだ……行きたくな…ひきこもる…」

「あれ、２人とも温度差激しいんだけど気のせい？」

「私、辞退します。紫外線浴びたら死んでしまうので」

「既に浴びてんだろーが」

「日焼け止め塗りまくれば大丈夫だよ！！」

「お断りします！！」

夏休みに入りひきこもるA
「スイカ持ってきたよ～！！」という桃井につられ、玄関を開けるとまんまと無理やり連れていかれた
こうして彼らの二泊三日の旅行が始まった