Immature love 18 ページ18
Aが帰ると言い出したので、桃井と赤司と緑間は共に帰ることにした
残った2人は黄瀬に観覧車内のことを聞き出してから帰路についた
「大した進歩がなくてよかったですね」
「そうだなー」
「青峰君、Aさんを僕の妹にした方がいいと思いますね」
「は?突然何言ってんだよ、テツ」
「突然ではないですよ。
前々から純粋にAさんを妹にしたいとは思ってましたから。
青峰君にもその方がいいと思いますよ?」
「どういう意味だよ………」
「ねぇ、涼太。橙野ちゃんのどこが好きなの?
あの子より桃井ちゃんの方が魅力的じゃない?」
「初対面だからそう言うんスよ。
話せば分かるッスよ、(人2)のこと」
「あっそ」
冷凍庫からアイスを取り出しソファに向かう
「涼太ー」
「今度はなんスか……」
「青峰君と橙野ちゃん、血は繋がってないけど兄妹なんだよね」
ソファに座りながらアイスを食べる涼華に‘そうッスよ’と答える
「前は一時期違和感あったんスけど、2年に会ってやっぱり兄妹だと思ったッスねー
それがどうかしたッスか?」
「いや、別に……」
シャリっと音をたてながら残りのアイスを食べた
「Aちゃーん!どうだったー!?昨日はー!!」
朝からハイテンションできいてきた卯月を蔑んでさっさと歩いていく
「ちょ、ごめん。無視しないで。私が悪かった。でも帰りにでも話してくれると嬉しいです」
放課後になると駅に向かう途中で大まかに話した
「で、先輩の事好きになった?」
「なってない。けど前よりも好感もてたかも……」
‘ふーん’とニヤニヤする卯月を無視し前方を見ると声をかけられた
「あれ、Aちゃんじゃない」
「ちょ、A、誰この美人!?」
「キセリョのお姉さん」
「キセリョって」
Aの言い方に笑う
「へぇー、Aちゃん〇〇女学院なんだ。
じゃあアタシの後輩なのね。
ねぇ、この後何も用がないならお茶しない?聞きたいことがあるの」
「え、でも…」
卯月を見ると「行ってきなよ!」と言われ、
別れる事にし、涼華について行った
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作者名:ふたば | 作成日時:2016年4月3日 13時