Orange2 【黒子のバスケ】 (ページ14)

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Immature love 14 ページ14

(人2)との約束の１時間前に着いてしまったオレ、黄瀬涼太ッス
桃っちに(人2)の好みとか色々聞いて計画を練ってきたッス！
好きな子と誕生日過ごせるとか幸せッス～
さっきから女子達が話しかけてくるッスけど、ごめん。今それどころじゃないんスよ

「黄瀬、先輩？」

横から名前を呼ばれ振り向けば……

(か、かわいい……！！！)

ちょっと顔赤くしてうつむく(人2)
レモンイエローの袖フリルのノースリーブ
と白のショートパンツから出る細長い手足
髪はあまりいじってなく毛先の方を少しだけ巻いている
めちゃくちゃ可愛いッス
今すぐ叫びたいんスけどーーー！！！！

「そんなに見つめられると、恥ずかしいんですけど……
やっぱり変、だよね……」

「変じゃないッスよ！！
その、(人2)があまりにも可愛くて……」

俯いたまま赤くなる(人2)がまた可愛くて、どう反応したらいいのか分からなかった

「と、とりあえず行こっか」

「そう、スね」

桃っちからの情報によれば(人2)には食べ物を与えればいいらしい
餌付けッスか

歩きながらちらちらとオレを見てくる(人2)
可愛いんスけど、オレが振り返れば勢いよく顔を背けるのはなんでッスか
てか、会ったときから顔を合わそうとしない
話す時はちゃんと相手の目をみるのに

「あの、さっきからちらちら見てるけど、なんかオレ変スか？」

「変じゃない！変じゃない、けど……」

けど？続きを待ってると、口元を手で覆い、赤くしながら

「黄先輩があまりにもカッコよくって…つい」

か、かっこいい…！？オレが！？

『赤司先輩の方がかっこいいよね～
黄先輩？普通かなー』

って言ってた(人2)が！？

「短髪にしてくるなんて卑怯だよ……
カッコよすぎて目のやり場に困る…」

短髪にしてよかったッスー！！
切っただけでここまで効果がでるとは……

「だって(人2)、短髪好きなんスよね？
好きになってもらうならまずは形からッス！」

(人2)は驚き、‘抜け目ないなー’と笑った