Immature love 12 ページ12
黄先輩の１日限定の彼女になる事になった
どうも 橙野Aです
今さらなんですけど…
「とんでもない約束してしまった………」
１日彼女って事はデートするってことでしょ？
私 男の人と出掛けた事ないんだけど！
兄ちゃん？兄ちゃんとはザリガニやらカブトムシやらその他諸々 虫を捕まえに行ったことしかねーよ
放課後デート♡なら制服で済むけど、もしも完璧に登校日じゃない日曜日なら私服じゃなきゃ変だし……
とりあえず黄先輩に連絡
早めに日時を決めてください
お願いします
『誕生日 オフになったッス〜！
朝10時に〇〇駅に集合ッスよ！』
なるほど。
私は‘了解’というスタンプを送信した
えーと、黄先輩の誕生日の日付けは……
「日曜日じゃねーかぁぁぁあ！！」
広いリビングで叫んだ
１人で良かった 誰かいたら変人扱いされるわ
さつき先輩に急遽電話するが部活が忙しいらしく諦めた
残るは……
「黄瀬先輩とデートォ！？」
「声大きいわ、バカ！！」
運良く今年も同じクラスになれたうっきー
こと卯月に放課後 マジバで話した
「黄瀬先輩とデートって……羨ましいわ」
３年以上付き合ってる彼氏がいる奴が何言ってんだ
「黄瀬先輩ってほら、一応モデル？だし、センスいいと思うのよ」
「休日見かけたことあるけど、女の子 皆夢中になってたからねー」
「そんな人の隣歩くってことはそれに見合った格好しなきゃと思うのよ
それに……」
「それに？」
「お、男の人とデートって、初めてだから………」
恥ずかしくて声が小さくなっていく
絶対顔赤くなってるわ
「ヤバい、A 超可愛い
黄瀬先輩が羨ましくなってきた」
「うっきー、彼氏とデートしまくってるでしょ？ねぇ、男の人ってどんな服が好き？」
「私の場合、昔からの付き合いだしそういうの意識したことないなー。
よし、明日 買いに行こう！
アンタ、スタイルいいし、顔小さいし、可愛いし、おねえさん腕がなるわ〜！」
最後 変な事言ってたけど幻聴だ
お願いしますよ、卯月姐さん
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作者名：ふたば | 作成日時：2016年4月3日 13時
