やっちゃんガチ勢は天才説 (ページ36)

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35話ページ36

机に伏せていると頭に衝撃があった。

顔を横に向けて見上げると教科書を持った担任。

担任「よぉ、よく眠れたか？」

『...いいえ』

悔しさでテンションが落ちている。

今は何も考えたくない。

担任「...あっそ」

昨日の試合結果を知っているからかは知らないが、それ以上は何も言わなかった。

昼のチャイムが鳴り、重い足を動かしてジュースを買いに行く。

どんなにしんどくてもジュースは買いに行く。

『...うっそ』

今は昼休みだぞ。何で体育館から奇声がするんだ。

除くと飛雄と翔陽がすごい格好で倒れていた。その横にはボール。

ここまでバレー馬鹿が過ぎると尊敬までいくよ。

日向「時間ない。止まってる暇ない」

『でも昼は食べなよ』

清水「あと奇声あんまり発さない」

部室の方からいつの間にか来ていた。

日向「あの！三年生は残りますよね！？春高行くって言ったの、変わらないですよね！？」

清水「うん、変わらない」

そっか、三年生残るんだ。

良かった。

清水「そうだ。Aちゃん、ちょっといい？」

『？はい』

何だろう。

まさか知らない間に何かやらかしてた！？

ドキドキしながら先輩の言葉を待っていると紙を渡された。

清水「一年生でまだ部活に入ってない子とか居ないかな？マネージャーを増やしておきたいの」

『マネージャー...居ます！めっちゃいい子が！』

清水「ほんと？その子に声掛けてみてくれない？良ければ見学でも」

何かやった訳では無かった。安心した。

『分かりました！伝えておきます！』

私はダッシュで教室に返った。

『仁花ー！写真撮ろ！』

担任「元気じゃねぇか！」