検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:5,294 hit

5 ページ7

_____A様が婚約者の家へ移り住む日が近づいてきた



今夜は俺たち騎士やメイド、執事など、この家の全員がお嬢様を祝福しようと集まっている



「幸せになってくださいね」とメイドに声をかけられて笑っているA様



ふと、彼女がこちらを振り向いた



あぁ…どうかそんな縋るような目をしないでほしい



そ「お幸せに、お嬢様」



片手を胸に置き、微笑み告げた



「……えぇ、ありがとう」




旦那様から聞いたところ、あの日、俺よりも前にA様は俺が騎士でなくなることを告げられていたらしい



知っていて、あんな質問をしたのですね



俺は、貴女が望む答えを示してあげられないけれど、せめてこの命ある限り貴女の幸せだけを心から願っている



"ありがとう"と俺に告げた、優しい微笑みに揺れ動いた胸が、どれだけ傷付こうとも









______そんな残酷な祝福の会も終わり、部屋で眠りにつく準備をしているとドンドンと荒々しく部屋の扉が叩かれた



騒がしいのは好きではないので、ため息を吐きながら扉を開けた



そ「何?騒がしいな」



そこにいたのは同じく騎士の男だった


まさかこれから仕事ということもないだろうし、一体何だと言うのだ


早く休みたくてしかたのなかった俺は、次の一言で地獄の底へと堕とされる









______「A様が亡くなられた!」

6→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , そらる , 短編   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

そまり(プロフ) - 響さん» わわ〜!衝動書き故に拙い文章でしたが、初作品にその様な有難いコメントを頂けて、とても嬉しいです!お読み頂き、ありがとうございました! (2022年3月19日 18時) (レス) id: b7fb9085f0 (このIDを非表示/違反報告)
- 内容好みだし、そらるさん好きだし、ストーリー泣けるのに最後ハッピーエンドだしもう神なんですか? (2022年3月18日 20時) (レス) @page11 id: 7b474202c0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:そまり | 作成日時:2021年1月23日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。