47話 ページ7
マ「そう簡単にはやらせないよ！」
マーモンの背後から飛び出してきた無数の触手
それらがAを絡めとらんと気味悪く動きながら迫り来る
だが――――
マ「！！？」
ス「チィッ！またかぁ！！」
触手はAを囚えることなく、むしろ彼女を避けるかのように左右に散る
Aは言った
攻撃に飽きたから避けてもらっただけだ、と
にこりと浮かび上がるその笑みは、悪魔の笑みと比喩するにぴったりだった
主「虹の赤ん坊だったVousとはもうちょっと遊びたかったんだっけど〜、やっぱり飽きちゃったんだよね〜」
そして、指先に現れる先程奪われたベルのものよりすこしこぶりなヴァリアーリング
そんな小さなリングをつけられる人物など、この場においてマーモンしかいなかった
小さいながらもしっかりと硬度を持ってはずのリングなのだが、今まで砕け散った3つのリング同様、それもまたAの手によってあっけなく砕け散った
主「いつまでも使えない共演者をJeの舞台に置いとくつもりはないからね〜、さぁ〜っさとご退場願おうか〜」
地を蹴り、手始めに不運にも一番近くにいたマーモンの頭を掴みあげ、そのまま硬いコンクリートへと叩きつける
ムギャッと声が漏れたが、そのダメージが大きく、手を離されてからはピクリとも動かなかった
そして次なる標的はベル
笑顔とともに細められた三白眼がベルを捕らえ、一気に駆け出していった
ス「いつまでもやられっぱなしと思ってんじゃねぇぞぉ！！！」
大声を上げ、Aの目の前に滑りこむように現れたスクアーロ
だが、今の彼女の標的はベルだ
繰り出された鋭い突きをあっさりとかわすついでに腹部に回し蹴りを食らわさんとする
単純な攻撃ゆえ、かわすことができたが、間合いを大きく取らされる避け方へと誘導されたためにAとの距離は一気に開く
再びベルへと走る間に憤怒の炎もこちらへと放たれたが、駆ける足を止めることなく鮮やかにかわすと、一気に標的との間合いを詰めた
ベ「くそっ！」
避けたくとも金縛りにかかったように動いてくれない自分の体
まるで自分の体なのにそうでないような錯覚を感じ、握る程度ならば動く拳を強く握りしめるスクアーロの援護もこの距離では間に合わない
ザンザスの炎もここではベルも巻き込まれる
悔しげな表情を浮かべるベルの目線の先では、戦いが始まってから絶やすことなく冷たい笑顔を浮かべるAが拳を固めていた
主「じゃっあね〜、王子様〜♪」
―――
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桜mochi(プロフ) - 教えてくれて有難うございます！！私もやってみたいと思います。アドバイスありがとうございます！ (2013年11月28日 22時) (
レス) id: 8c2077d236 (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - 六波さん» あわわっ、指摘ありがとうございます！あとでしっかりと直していきます＾＾ (2013年11月27日 23時) (レス) id: 76f6d6259b (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - 桜mochi様＞ありがとうございます！え、えっとそんな大層なことは言えないですが、とりあえず、目の前の話だけでなく先の話、展開も考えていくことでしょうか？ただ先を見すぎてばかりでもダメなのですがねｗ (2013年11月27日 23時) (レス) id: 76f6d6259b (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - アオイ様＞展開は結構頭ひねって考えているのでそういってもらえると嬉しいです！ただ、矛盾点とか後々への伏線とか考えてると書くのに結構時間かかってしまうんですよねｗそれも楽しみですが＾＾ (2013年11月27日 23時) (レス) id: 76f6d6259b (このIDを非表示/違反報告)
六波 - 85話のとこが『かかわrず』になってます。『関わらず』ですよね？…なんか図々しくてすみません!!m(_ _)m (2013年11月27日 21時) (レス) id: f6706bba81 (このIDを非表示/違反報告)
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