[神田ユウ] 緋と蒼 [D.Gray-Man]

第39夜　blame ページ41

結局、ラピスを少し慰めた後、汽車の時間が来てしまったので、汽車に乗ってからゆっくりラピスと話して仲良くなったり、神田を問い詰めたりしたいと思っていたが、結局ラピスも私も寝てしまっていたので、そのまま教団へと着いてしまった。

リナリー 「お帰りなさい！」
A 「ただいま！」
ラピス 「？」
リナリー 「ああ、その人が新しいエクソシストの…ラピスさんね、よろしく」
ラピス 「え……あっよ、よろしくお願いします…」

　リナリーが神田と私に「コムイ兄さんの所へとりあえず行ってくれる？」と言って、ラピスに教団の案内を始めた。

神田 「チッ……さっさと行くぞ。」
A 「え、ちょっと待ってよ！」

　スタスタと先に進んでいく神田に置いてけぼりを喰らわぬように、必死に歩く。
隣に並んだ頃に、お城での出来事について問い詰めてみることにした。

A 「神田」
神田 「何だ。」
A 「何で、あんなにきついこと言ったの？お姉さん達、皆亡くしてるんだよ！」
神田 「甘いな。」
A 「だから、何で」
神田 「これは戦争なんだ。いちいちそんなことにかまっていたら、此処ではやっていけねえぞ。それとも、甘い幻想に浸っていたいなら、此処を出ていくなりなんなり好きにしろ」

　私は何も言い返せなかった。
だって、神田の言うことは全て正論。
前にも神田に言われた言葉。
私の身体にだって、染み付いてしまっているはずのことなのに。
そんなことを考えていると、私は何かにぶつかった。

A 「いったーい！」
神田 「こっちの台詞だ！前見て歩け！着いたぞ。」

　室長室に着いたらしい。
中へ入ると、相変わらずの資料の山の中に、二人の男が居た。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
どうも、璃羅です。
夏休み、どうお過ごしですか?
私は宿題の山におわれてます……
テスト勉強もしなきゃいけないのに……
あ〜、夏休み、伸びないかなぁ(伸びないさー! by.ラビ
等と考えながら過ごしている今日この頃。

次回更新予定日:8月8日

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