第31夜 doubt 2 ラビside ページ33
ラビ 「Aってさ、何者なんさ?」
俺がそう言うと、Aが一瞬固まって、表情も凍り付いたようになったが、直ぐに引きつった笑みを俺に向けてきた。
A 「何者って………どういう意味?」
ラビ 「どうもこうもないさ。」
A 「?」
ラビ 「じじいが言ってた。何か、隠してるんじゃないか?」
A 「は?何て言ってたの?」
ラビ 「Aさぁ、名字、白峰だよな?」
A 「え、うん。」
ラビ 「白峰って名前が、じじい曰わくとある昔にあった実験の被験者の中に、一人だけ生き残った人物がいるらしい。」
A 「それが?白峰なんて人、どこでもいるでしょ?」
Aは毅然とした態度で対応しているつもりなのかも知れないが、段々と視線が俺の目ではなく、ぶれてきている。
そこに追い打ちをかけるかのように、俺が質問する。
ラビ 「そいつは、人々から悪魔や魔女として恐れられ、妖冷鬼姫と言われていたらしい。そいつの名前が……」
A 「私だって言いたいの?」
今度は声が震え始めた。
これで俺は確信をもった。
ラビ 「Aなんさ?」
A 「………だったら?」
強く返して来た。
目線で、私を追い出す気?とでも言うかのように、キッと睨みつけてきた。
ラビ 「危険だと見なせば、倒すしかなくなるさ。」
A 「お前ごときに私が倒せるものか。」
そう言った彼女の目には、もう冷徹な光しか見えなかった。
俺はしばし考え、慎重に答えを返す。
ラビ 「危険と見なせば、て言っただろ?分かった。俺はAを記録しようかな?」
A 「お前にこの私が記録できるものか。」
そう言って、ワインを一気に飲み干した。
Aが嘲笑う。
A 「それより、こんなことのために私を呼んだの?」
Aがいきなりいつもの調子に戻ったので、この話は中断された。
2人ともワインをただ飲んでいく。
そして、ワインを3本空けるころには、もう俺の意識がぶっ飛んでしまっていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
どうも、璃羅です。
久し振りの深夜更新。
璃羅 なかなか宿題が終わってくれない……
ティキ 俺は手伝わねーぞ!
璃羅 ふぇぇぇ………
………そういえば、ノア一族、まだ出てない………
次回更新予定日:6月17日
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魅録 - 璃羅さんの神田ヤバイッ!サイコーです!更新がんばってください(*^^*) (2014年6月26日 23時) (レス) id: 4eaacd5b0d (このIDを非表示/違反報告)
璃羅 - 本当ですか!?とても嬉しいです♪すみません、中々更新できなくって、どうしても一週間に一度、みたいになってしまって…… (2013年8月28日 17時) (レス) id: ebc64a422c (このIDを非表示/違反報告)
如月蘭 - 今回もとてもおもしろかったです!次の更新が待ちきれませんww (2013年8月26日 12時) (レス) id: 4af29fb737 (このIDを非表示/違反報告)
璃羅 - ありがとうございます!嬉しいです。これからも、頑張って書きますね♪ (2013年8月21日 17時) (レス) id: ebc64a422c (このIDを非表示/違反報告)
如月氷菓 - 初めまして!小説読まさせていただきました!とても面白かったです(`・∀・´)続きを楽しみにしています♪ (2013年8月21日 15時) (レス) id: 51e90738dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:璃羅 | 作者ホームページ:http://saphir221.blog.fc2.com/
作成日時:2012年11月1日 21時