[神田ユウ] 緋と蒼 [D.Gray-Man]

第10夜　hall ページ12

? 「よぉ、A!どうだ〜、此処での生活は〜」

　驚いて声のする方を見る。長く、少し外ハネしている髪にこの声。

アレン 「あぁー!師匠、待てぇー!借金、なんで増やすんですか!」

　ズダダダッと音がして、目の前に居る男がふっ飛ばされた。

A 「………クロス、何やってるの?」
アレン 「えっ、Aって、師匠と知り合いなんですか?」
A 「アレンもクロスが師匠なの?」
アレン 「Aも師匠の弟子だったんですね!借金とか無いですか?僕、師匠に借金の肩代わりをさせられてて、まだ返し終わってないんですよ……」
クロス 「そんくらいすぐ返せるだろー?」

　クロスが馬鹿弟子!と言うと、アレンが再び長い爪で攻撃したため、クロスは肩を押さえて静かになった。

神田 「おい、いくぞ。」

　神田がアレンを睨みつけながら私の腕を引っ張る。
抵抗してみるも、力が強くてずるずると連れて行かれる。

A 「っ!痛い、神田……それじゃ、アレン、またね!」

　一時引っ張られたあと、急に腕を放された。

A 「神田、何すんの!」
神田 「……………………」
A 「神田ってば!」
神田 「…………」
A 「……神田?」

　恐る恐る青年の顔を見ると、頬が赤く成っているように見えた。
神田が顔を覗き込まれたことに驚いたのか、少し驚いた表情を見せた後、顔を背けた。

神田 「……お前が眠そうだったから、部屋に連れて来てやっただけだ。」

　此処がお前の部屋だ、と言って青年が指を指す。

神田 「鍵は部屋の中にある。」

　それだけ言うと、青年はどこかへ行ってしまった。

A 「ちょ、待ちなさいよ、神田ー!」

　しかし青年にその声は届かなかった。
廊下にずっと居ても仕方ないなと思い、私はドアノブを捻った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
因みに、アレンがクロスに対して放った一番最初の攻撃は、「爪ノ王輪」(クラウン•エッジ)である。

次回更新予定日:1月17日

第11夜　first mission 1→←第9夜　in the infirmary 3　神田side

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

ラッキーキャラクター

アポクリフォス

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す