心の中は明るく 顔は暗く【梵天】

竜胆のおかゆって回復アイテムかなんかなの？？ ページ11

Aside



腹が痛すぎて全く動けないので

本読むか スマホいじるか 本読むか 外みるか

の生活を送っている



仕事女です こんにちは

もうすぐ三十路っていまだに信じられないんだけど

まあ享年３０以上なら十分生きたかな



なんとケバ美事件から一週間も眠りこけていたらしい

いやあ どうりで目の下の わたしの二年越しのクマが薄くなっていると思ったよ


マジあのケバ美 許すまじ

来世まで呪ってやるわ この野郎



おなかすいたな



読みかけの本を閉じ脇に置く


A「おなかすいたよー

何もできないひな鳥の気分 ういー」



窓の外に飛ぶ鳥をただぼーっと眺める

自由な鳥だ 明るい空に映える



A「焼き鳥食いたくなって来たな」


竜胆『お前そんな喋る奴だったんだな』


A「ぎゃああああっ



なんだ 灰谷竜胆か




灰谷竜胆っ！？」


竜胆『お前 その性格のほうがいいよ いつもの無口より』

薄ら笑いを浮かべながら 器とスプーンをもって

私の近くに寄ってくる男



よけなお世話だな ふん



竜胆『焼き鳥は無理だが


おかゆ作ってきてやったぞ


あいにく今日はアジトに俺しかいないからな』

すげえだろ と言いながら 灰谷竜胆は笑った



おかゆを作ってきた、、、、？

え 灰谷竜胆が！？

お前 スパダリ検定(なんだそれ) 特級だろ！？

そりゃあ もてるわ



竜胆『お前 その点滴じゃあ持てねえだろ

口開けろ 入れてやる』


悔しいが、、

竜胆『ほらひな鳥 口開けろ』

　こいつ さっきの聞いてやがったな！？

パクッ

A「おいひい」

むすっとしながらおいしいという私に

竜胆『そりゃよかった』

と言いながら サイドテーブルに肘をつく



なんか パワーがわいてくるよね 手作りって

感動するよ 少しはね




A「ありがとう 竜胆さん(にこ」

ただの気まぐれで ありがとうと発す


竜胆『っ/ おう つか竜胆でいいわ めんどくせえ』
(いきなり笑うなよ、、、しんぞうにわりい、、)


…
竜胆『そういやお前 なんで焼き鳥たべたかったんだよ』

A「目の前をおいしそうな鳥が飛んで行ったからに決まってんでしょう？」

竜胆『とちくるってんなｗｗ』

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