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祥吾の家は学校と遠いために、随分と早くに家を出る。
そして電車を押しながらとある人に向けて電話をかけた。
？「あ？誰だ。」
瞳「お久しぶりです。結馬さん。当直でしたか？」
ドスのきいた声の男性が電話に出て、思わずクスクスと笑う。
志鍋結馬さん。父の昔からの知り合いであり、双子達の担当医であり、
私達の第二の父親のような人。
酒好き(酒弱いくせに)元ヤン(父よりは弱かったけど)罰２(相手の選び方下手すぎ)
とかいう経歴を持つ人だけど、信頼のおける人だ。
結馬「まぁな。・・・もうこんな時間か。」
瞳「すいません。まだ寝ててください。また掛け直します。」
結馬「あ？いや別にいいんだよ。で、どうかしたか？」
何時もの砕けた口調から、急に真面目な声が聞こえてくる。
それは如何にも心配していますという声で、そっと携帯を撫でた。
瞳「・・・家に帰れないので、あの子達の面倒を見てもらえませんか？」
結馬「アイツ・・・またか。」
瞳「少し嫌なことがあったみたいで・・・慰めてあげてください。
忙しいのは分かっているんですけど、お願いできませんか？」
結馬「別にいいよ。今日は当直じゃねーし。風呂でも壊れたっつって、押しかけるわ。
それで2人を迎えればいいんだよな。」
瞳「はい。お願いします。」
いつもと同じような電話。こういうことがある度に、結馬さんには迷惑をかけてる。
双子はしっかりしているといっても、まだ幼いし身体も弱い。
だから、やっぱり大人が必要だ。何が合っても対処してくれる大人が。
だからいつも結馬さんに頼んでいる。
あと私・・・というか伊吹がいないことを上手くはぐらかしてくれるのもこの人だけだ。
結馬「傷が跡に残りそうなら俺の所に来いよ。・・・それとさ、」
瞳「大丈夫です。それじゃあ私は学校なので！！」
結馬「おい待ｔ」
結馬さんの声を遮り電話を切る。次にいわれる言葉は知っていた。
“孤児院に入れたらどうだ”ということ。
その言葉は誰にでも何回も言われた。でもそれをする気にはなれなかった。
これは甘えだ。自分を“瞳だ”という人が家にいないと壊れてしまいそうだから。
だからあの子達を家に縛り付けている。
本当に辛いのは、父に認識すらされないあの子達だけだというのに。
瞳「・・・酷いお姉さんに。」
小さく呟き、学校へと向かうのだった。
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柊 バレエとノブくん大好き(*;ω;*) - 風邪!!大丈夫ですか？？おっお大事に…。早く元気にな〜れ〜! (2015年9月29日 20時) (
レス) id: dd27d058c3 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - 柊 バレエとノブくん大好き(*;ω;*)さん» マジですか!?まぁしばらく父親は出れないと思います。父親とのデートは需要がないと思って考えていなかったのですが、いりますかね？更新がんばりますね！ (2015年9月25日 18時) (レス) id: 86d9865710 (このIDを非表示/違反報告)
柊 バレエとノブくん大好き(*;ω;*) - てか主人公ちゃんと主人公ちゃんのお父様がデートしている所を写真とりたい(真顔)← ヤバイ。主人公ちゃんﾁﾗ見とか可愛すぎ← …。更新応援しますー! (2015年9月25日 0時) (レス) id: dd27d058c3 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - 柊 バレエ大好き(・д・。)ﾁﾗｯさん» 海常の話し方をあまり理解できてないのでそういう風に言っていただけると嬉しいです!もう少し主人公ちゃんと絡ませられるようにしたいなーと思ってます(｀・ω・´) (2015年8月24日 22時) (レス) id: 26b8097f23 (このIDを非表示/違反報告)
柊 バレエ大好き(・д・。)ﾁﾗｯ - 花蓮さん» おーやっぱイケメソなんですね(´∀`*) てか森山さんめっさカッコイイ ただのイケメソ(笑) 笠松さんのウブな所もかわいい← (2015年8月24日 9時) (レス) id: 57a0374e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蓮 | 作成日時：2015年7月11日 20時
