13*途中から森山side ページ15
瞳「・・・何?」
森山「咲谷ちゃん、笑ってた・・・。」
瞳「私も人間だし、笑うでしょ。」
森山「違うよ!何かこうふんわり笑ってた!!ふんわり!!!」
瞳「ふん、わり・・・?」
頬を触って首をひねる。
それに森山はさっきよりももっと不機嫌になった。
森山「・・・――――。」ボソッ
瞳「え?」
森山「俺も小堀の所に行くからな!!」
瞳「え、あ。行ってらっしゃい??」
思わずたじろぎ返事をしてしまうが、森山はそれさえも気にせずに走り去る。
私は首を傾げながらも、またお弁当を食べ始めるのだった。
ー・−森山side
「で、何が合ったんだ?」
「さぁ。俺は逃げ帰ってきたもんだけど。」
「ようするにお礼は言えたけど、ハンカチは返しそびれたと。」
「・・・放課後また行く。」
自分の頭の上で交わされる会話を無視して、
うつ伏せのまま持ってきていたパンを食べ始める。
“行儀悪い”とかいう2人の声が聞こえるが、それも無視だ。
小堀「で。あんなに嬉しそうに出て行ったお前が何でそんなに不貞腐れてる?」
森山「・・・・。やらかした。」
2人「「は??」」
2人の素っ頓狂な声が聞こえたため、俺は飛び起きる。
森山「だって俺の方が咲谷ちゃんと多くいたのに!
あんなにふんわりと俺の前で笑ってくれたこと無い!!
俺も咲谷ちゃんに笑いかけられたい!!!」
小堀「そんな思いで、“俺には向けてくれたことなかったのに”とか言った?」
森山「正解だよ!!多分聞こえては無いだろうけれど!!!」
また不貞腐れる形に戻ると、2人に溜息を疲れる。解せぬ。
笠松「確かあの時・・・兄妹の話をしてたんだっけ?」
森山「まぁ、そうだけど・・・。」
笠松「それだけ大事なんだろ。下の兄妹達が。だから俺に笑ったわけじゃねぇ。」
森山「・・・俺咲谷ちゃんが兄妹いるとか聞いてない!」
笠松「もう黙っとけ!しばくぞ!!」
森山「いって!もうしばいてるって!!」
笠松「知るか!!」
机の下の脚を思いっきり蹴られて、さっきとは違う意味でうつ伏せる。
痛すぎて泣きそうだった。
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柊 バレエとノブくん大好き(*;ω;*) - 風邪!!大丈夫ですか??おっお大事に…。早く元気にな〜れ〜! (2015年9月29日 20時) (レス) id: dd27d058c3 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - 柊 バレエとノブくん大好き(*;ω;*)さん» マジですか!?まぁしばらく父親は出れないと思います。父親とのデートは需要がないと思って考えていなかったのですが、いりますかね?更新がんばりますね! (2015年9月25日 18時) (レス) id: 86d9865710 (このIDを非表示/違反報告)
柊 バレエとノブくん大好き(*;ω;*) - てか主人公ちゃんと主人公ちゃんのお父様がデートしている所を写真とりたい(真顔)← ヤバイ。主人公ちゃんチラ見とか可愛すぎ← …。更新応援しますー! (2015年9月25日 0時) (レス) id: dd27d058c3 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - 柊 バレエ大好き(・д・。)チラッさん» 海常の話し方をあまり理解できてないのでそういう風に言っていただけると嬉しいです!もう少し主人公ちゃんと絡ませられるようにしたいなーと思ってます(`・ω・´) (2015年8月24日 22時) (レス) id: 26b8097f23 (このIDを非表示/違反報告)
柊 バレエ大好き(・д・。)チラッ - 花蓮さん» おーやっぱイケメソなんですね(´∀`*) てか森山さんめっさカッコイイ ただのイケメソ(笑) 笠松さんのウブな所もかわいい← (2015年8月24日 9時) (レス) id: 57a0374e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花蓮 | 作成日時:2015年7月11日 20時