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『もう平気なのか?』

『うん、大丈夫』




一晩眠ってよりスッキリした私は、翌日下駄箱で鉢合わせた晋ちゃんに笑って見せた。

それに小さく頷いた彼は「あァ」と思い出したような声を出す。




『お前が熱あるって気付いたの、銀時だからな』

『……へ?』




どういうことだと晋ちゃんに聞けば、なんでも私が体調悪そうだから保健室まで連れて行けと頼まれたそうだ。




『自分が連れてけよっつったのに、サボれる口実作ってやったんだってよォ』




「バカだよなァ」と言ってはクククと喉奥で笑う。私は取り敢えず口角を無理やり釣り上げて「そうだったんだあ」と笑い、下駄箱の扉を閉めた。


その時ようやく自分の言った言葉がどれだけ彼の心を抉っていたのかに気付く。




『そのバカは今日風邪で休みだとよ』




「バカでも風邪引くんだな」と呟いた彼に突っかかるよう私は飛びついた。




『それ本当?』

『……あァ、先生に言っといてくれって』




銀ちゃんが風邪をひいたということは、おそらく私のが移ってしまったのだろう。

私は閉めた下駄箱を勢いよく開けて中から靴を取り出す。そして突っかけながら昇降口を飛び出し、元来た道を辿った。






『……そういやこれ、Aに言うなよって言われてたんだよなァ』



「まァいいか」と呟いた晋ちゃんの声など届かず、私は銀ちゃんの家までひた走る。

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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 高杉晋助   
作品ジャンル:アニメ
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ハル(プロフ) - りんごあめさん» りんごあめさん! またまたコメントありがとうございます!! そうなんですよ、高杉にフラれるんです。もう涙なしではかけませんでした笑 今度は高杉をカッコよく書く作品出したいなあとは思ってますので、その時も閲覧よろしくお願いしますね! ありがとうございました (2017年10月27日 21時) (レス) id: 580f86dcac (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 音想さん» 切なすぎて銀さんがー……と私自身思っていたのですが、最後は無事にハッピーエンドを迎えました! 大好物でしたか! それは嬉しいです( ´ ∀`) これからもどうかよろしくお願いします! コメントありがとうございました! (2017年10月27日 21時) (レス) id: 580f86dcac (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 本当に、ハルさんの作品は何を読んでも最高です!面白いだけじゃなくて、なんかその話にのめり込めます笑 私も高杉が大好きなので、振られるなんて…(;´Д`)ウウッ……と思いましたが、銀さんのかっこよさがヤバかったです!!とにかく、本当に良かったです! (2017年10月19日 0時) (レス) id: 7662a2da74 (このIDを非表示/違反報告)
音想(プロフ) - 切なすぎて尊すぎて死にそうでした…こういうの大好物です。凄い好きだー!!こんな素敵な作品を読ませていただきありがとうございました!これからの作品も楽しみにしています! (2017年10月18日 1時) (レス) id: 7258d80b20 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - あかあしえいたくんさん» そうなんです笑 最後の銀さんかもしれません笑 信者!? 私にも信者がいるなんて……! あかあしさんは私の信者のオンリーワンですね笑 ありがとうございます! その言葉を励みにこれからも頑張っていきたいと思いますので、よろしくどうぞ( ´ ∀`) (2017年10月12日 16時) (レス) id: 728b0d0f83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory  
作成日時:2017年10月10日 18時

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