4話 ページ6
そんな私に父が私にくれたのは1冊の絵本だった(絵は子供向けではなかったけど〈例で言うと漫画〉)。今思えばその本の主人公は私に良く似ていた。(オリジナルの絵本です。)
父)読むぞ?
昔々あるところに小さな村がありました。その村にある幼い少女がいました。彼女にはある特殊な能力を持っていました。それは物を操る能力でした。その能力は物を浮かせたり植物を急激に育てたり踊らせたり枯らせたりできました。彼女の両親は彼女を愛情を込めて育てました。しかし村のみんなはそんな彼女を気味悪がりました。
子)私と同じ…。
父)ニコッ)そうだな。(ナデナデ
そう私にはもう一つ物を操るという能力を持っていた。
そしてやがてはその少女が小さな窓しかない冷たい所に監キンされてしまいました。彼女の両親は我が子を出してやろうと必死に策を練りました。その策は上手く行き少女を脱出させる事に成功しその村から三人揃って出て行きました。しかし脱走すると大人達が出てきました。その大人達の手に持っていたのは狩りで使っていた銃だったそして躊躇いなく少女に向けて撃ってきました。両親は我が子を守ろうと少女を抱き締めました。少女は恐る恐る両親の顔を見ました。両親が撃たれたことには少女は気づいていた。2人は笑顔でいて娘に「生きて」と告げて死んでいた。我が子をこの手で守れたからか死に顔はとても綺麗だった。それをきっかけに少女の能力は暴走し始め両親を打った大人の首を植物の蔓で縛り殺したと思った時少女の体が光を放ち周りを包みました。そして村のみんなが光に気付き駆けつけた頃には蔓に首を吊った大人を発見しました。死んだ彼女の両親はその道端に埋められていて木で出来た十字架に「父」「母」と書かれていました。そして少女がどこに消えて行ったのかそれは誰も知らない。
父)おしまい。
子)悲しいお話だね。
父)そうだな…実はこのお話は本当にあったお話なんだ。
子)本当!?
父)あぁ。
子)…私もどこかに消えちゃうのかな?
父)え?
子)だってその女の子の生まれ変わりがもし私だったら…。
父)ナデナデ)
父はとても優しかっただからその時は父を信用していた…けれど人とは弱い生き物ですぐ死んでしまう悲しい者だった。
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朔 - 続きが楽しみです。更新頑張って下さい。 (2018年1月28日 3時) (レス) id: 9e9d05f51c (このIDを非表示/違反報告)
黒い舞蝶(プロフ) - 狂桜氷華さんへ ありがとうございます!なんか九喇嘛とナルトって一心同体みたいだなと思って九喇嘛、甘える所が無いイタチを入れました! みんな、ちょっと辛い過去持ちって事で組み合せてみました!頑張って書きます! 応援ありがとうございます! (2016年7月23日 22時) (レス) id: 8572c8cc5e (このIDを非表示/違反報告)
狂桜氷華(プロフ) - 黒い舞蝶さん» めっちゃ面白いです!アイディア凄いですね!更新、頑張ってください!! (2016年7月23日 19時) (レス) id: c2eec20112 (このIDを非表示/違反報告)
黒い舞蝶(プロフ) - アスカさんへ わかりました!ありがとうございます! (2016年6月6日 18時) (レス) id: d6402286d6 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - 黒い舞蝶さん» 返信滅茶苦茶送れてすみません。原作入ってて、NARUTO アスカ で探すと出てくると思います! (2016年6月6日 18時) (レス) id: 84cc086e26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒い舞蝶 | 作成日時:2015年10月4日 0時