【青エク】魔神の娘のはずなのに悪魔の孫になりました【魔入間】 (ページ49)

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アメリの仮説-その2- ページ49

「いっけなーい遅刻遅刻！」

私星野凛(16)
只今絶賛遅刻中！

凛「新学期早々遅刻なんて～～もう最悪！」ひ～ん

スッ

ドーン

凛「キャ」

「わっ」

凛「いたたた」

「ごっごめん！
大丈夫？ケガはない？」

凛(えっ)

トクン

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という内容の少女漫画を見てアメリはキュンキュンしていた

ｱﾒ「ハッ(思わず魅入ってしまった…禁書の名に恥じぬなんと恐ろしき力…文字は読めぬが眺めているだけで鼓動が早くなる！
…どうやらこの女はこの男に惚れているようだがぶつかっただけで惚れさせるとは！
これが人間のチャーム(催淫)なのか？)」

チラチラと少女漫画を見るアメリ

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一方Aは植物塔の半壊した掃除や見物客の捨てたゴミやらを拾って全て終わって掃除用具を片付けていた

『よっと植物塔を修理だけのつもりがついつい見物客のゴミ掃除もしちゃったな…
さてともうこんな時間だし早く帰らないと…
やっぱりアズ君達に早く帰ってもらってよかった
私も早く帰ろう』

一方アメリも少女漫画を途中で読むのを切り上げて帰っていた

ｱﾒ(うっかり眺めふけってしまった
やはり恐ろしい書物だ)

そんな２人が廊下の角でぶつかった

『わっ！』

ｱﾒ「ッ」

『す、すみません！大丈夫ですか？』

Aはアメリより先に立ち上がってアメリに手を伸ばす

ｱﾒ「！！？(これではまるであの書物と一緒ではないか！)」

『あの…』

ｱﾒ「貴様名を教えろ！」

『？？…Aです』

ｱﾒ(こいつがA！合点がいった！悪魔を召喚し位階(ランク)は全て測定不能
魔界にはない“木”を出現させ…そしてぶつかって私を惚れさせようとしている！！
間違いないこいつは！！)

アメリはAの顔を両手で掴む

『フミュ！？』

ｱﾒ(こいつは絶対人間だッ！！)