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アメリの仮説-その1- ページ48

場所は変わって生徒会室

「会長!一年の特待生がッ!ピンクのフワフワした物を!!」

「ああ、あれは魔界には存在しない花だ」

生徒会会長 アザゼル・アメリ

「はい?」

アメ「特待生A…やはり一度話を聞かねばな…」

アメリの手の中には手帳があり
そこにA=人間?と書かれていた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

悪魔学校“バビルス”
全6学年
在校生666名
数多の悪魔が共存する学内で
秩序を保ち監督する集団こそ高潔にして冷血
悪魔のエリート
“生徒会”である!

アメ「全く窓ガラスを割るなど嘆かわしい…
悪魔が下らん悪行をするな
どうせするなら壁くらい壊せ」

そう言ってアメリは回し蹴りで後ろにある壁を破壊した

「はひっ」

「流石生徒会」

「悪魔の中の悪魔だ」

「会長…特待生のAですが教室には居ませんでした」

アメ「そうか」

「それと例の“木”ですが調べた所不審な点は特になし
ですが珍しい色で美しいと評判になっていて見物客で大賑わいでした」

「呑気な」

「そう言えば会長、例の“木”と“人間”がどうとか仰っていましたが…
まさか会長“人間”なんて信じてるじゃ…」

「馬鹿を言うな」

「ですよね“人間”なんて迷信ですもんね」

アメ(いる…人間はいる!
一部の高位階(ハイランク)悪魔にしか知らされていないが人間と悪魔は古より“欲”を糧とした契約関係があったのだ)

そう思いながらアメリは自らの手帳を見る
そこにはAに纏わる入学式からこれまでの出来事が書かれていた

アメ(今、私は1つの仮説を立てている
特待生A、こいつが人間であると言う仮説だ)

場所は変わって生徒会室前

アメ「では私は仕事に戻る」

「我々は見回りを続けます」

アメ(そう私は知っている
人間が実在するという真実を人間が存在を証明する確かな証拠があるのだ)

アメリは生徒会室にある本棚まで行くと本棚のとある列の本を掻き分けると
魔方陣が現れてそこに呪文を唱えると本棚が開いて隠されていた本棚が現れる

アメ(我が家系に代々伝わりし秘蔵の品にして人間界の事象を記した禁書)

アメリは本棚から1つの本を取り出し思い切り本を開くとそこには…

アメリの仮説-その2-→←初めての魔術授業-終-



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作者名:エイボン | 作成日時:2020年5月1日 22時

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