初めての魔術授業-終- ページ47
『ごめん!ごめん!』
サブノックは持っていたバケツの水で消そうとするが消えない
サブ「消えん!!どうなっているんだ!!」
ア「ああああああああ!!!」
『消えて!消えて!』
Aの言葉に反応するように青い炎は消えたが二人の頭はアフロヘヤーになってしまった
『ごめんね…まだコントロール出来なくて…』
ア「いえA様は我々を止めようとした結果こうなったのですからお気になさらないでください」
サブ「頭が燃えて逆に頭が冷えたな」
『うぅ…ク、クララはどうだった…』
クララの方を見るとよく分からない花が咲いていた
『!?』
クララはそれを服の中に隠す
『今、何か居たよね!?』
ク「おらぬ!何もおらぬ!」
ジ「うわぁ!!こっちなんか出てきたぞ!」
ク「あ、本当に居なくなった!」
ア「どう魔力を込めたらああなるのだ」
ク「バーンとやったらギャーとなってドバーン」
ア「微塵もわからん そして何故照れる?」
サブ「ズドーンではないのか?」
ク「ドバーン!」
ア「擬音しかないのか!!」
そんな光景を眺めながらAは自分の鉢を見る
『(魔力か…ごめんね大きく出来なくて…もし私に魔力があったら大きくて暖かくてフワフワしたあの…)“クワンックワンッ”!なんちゃーって…』
すると鉢を向けた右手の中指に嵌まっている悪食の指輪が光ると同時に鉢の中にある芽がゆっくりと成長を始める
『え…』
プルプルとポケットから今朝貰ったス魔ホが鳴り響いている
取ると電話の主はサリバンだった
サ「やっほー!!おじいちゃんだよ!イエーイ!!初通話!!
いやね!ひとつ言い忘れてたんだけどね
ほら前にAちゃんの青い炎が指輪に入ったでしょ
多分青い炎を魔力として込められちゃてると思うんだよ
だから君、魔術使えるからでも使っちゃダメだよ
どれくらいの魔力になってるか分からないしまだ出力の調整してないから」
電話の向こうで呑気に答えるサリバンを他所に芽はどんどんと成長している
『あ、あ、あ…』
サ「下手に使ったら大変なことに《ブチッ》あれ?切れちゃった」
オ「理事長」
理事長室の部屋の窓から外を眺めるオペラがサリバンを呼ぶ
サ「おーこれは綺麗だね」
オ「はい」
そうしてその日悪魔学校バビルスの一角に桜が咲いた
『もっと早く言ってよ…おじいちゃん』
ア「流石はA様」
ク「Aちのお花綺麗!」
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作者名:エイボン | 作成日時:2020年5月1日 22時