【青エク】魔神の娘のはずなのに悪魔の孫になりました【魔入間】 (ページ16)

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魔入りました！-その4- ページ16

入学式が行われる講堂へ
やって来たAは他の悪魔達と共に始まるのを待っていたが気が気じゃなかった

「なんか旨そうな匂いがする」

「そうか？」

『……ひぇ(特別な香水で人間の匂いは消したって言ってたけど)なんでそんなことまでして入学されてくれたんだろう』

周りを見渡すとそこまで酷い様子はなく人間の入学式とそうは変わらない雰囲気にAは少し落ち着いた

『(なんだ、普通だな、よかった)』

「起立！校歌斉唱！」

「「「「「人間丸々我らの食い物～
魂・血と肉～残らず啜れ～」」」」」

『…(雪男、お父さん…私、生きて帰れないかも知れない)
私は空気、空気、道端の石ころ』

「続いて理事長挨拶」

「よ！次期魔王！」

「待ってました！」

『(理事長…？どんな…)』

Aが舞台の方を見ると見覚えがある姿がいた

サ「Aちゃーん！おじいちゃんだよー！」

『(理事長だった！！道理で手続きが早い訳だ！)』

サ「実は孫が入学しましてね
これが可愛くて可愛くてそんな孫と撮った一枚がこれです」

そう言ってサリバンは拡大された写真をバーンッと出した

『(先、撮ったやつだ！！！！！)』

サ「後程全員に配布します」

『(顔バレな上にそんなもの誰も要らないよ！おじいちゃん！)』

サ「よし言いたいこと言ったから終わり」

「では続きまして新入生代表挨拶」

そう言い終わると１人の少年が立ち上がって舞台に向かっていく

「代表って入試首席だろ」

「すげぇー」

『(よかった、注目があっちに)』

「えー新入生代表アスモデウス君に代わりまして特待生Aちゃん
登壇してください」

『(何故！？)』

Aが辺りを見ると舞台の隅でカメラを構えているサリバンの姿がいた

『(犯人！いた！)』

「Aちゃん！壇上へ！」

『はい』