【青エク】魔神の娘のはずなのに悪魔の孫になりました【魔入間】 (ページ17)

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魔入りました！-その5- ページ17

『………』

「おお、本物だ」

「以外と可愛い」

「この観衆を前に微動だにしないぜ」

「Aちゃん挨拶を」

『あ、はい(どうしよう、こういうの苦手なのに…あれ、写真の裏に何かある)』

写真を見るとそこにはこう書かれていた

“君がこの学校生活でつまづいて転ぶことがないようにこの言葉を送りますおじいちゃん

あべるはぅけたるぅとうだりいうさべべりすとぅるあぶるぜ
すとぅまねあべるげうるまほらばつれざざ”

『(言うしかない)ふぅ…あべるはぅけたるぅとうだりいうさべべ』

Aが言葉を言い出すと今まで騒がしかったのが嘘のように静かになる

『(なんで急にいいや全部言いきろう)
りすとぅるあぶるぜすとぅまねあべるげうるまほらばつれざざ』

「「「「「うぉおおお！！！！！」」」」」

言い終わった瞬間、沸き上がる観衆達の声に驚くA

「言いきったぜ」

「すげえ！」

『え？え？何！？』

「ちょっと君！駄目じゃないか！“禁忌呪文”なんて唱えたら！」

先生らしき人物達がAの近くによってくる

『禁忌呪文？』

「禁忌呪文は噛んだり読み間違えただけでも四肢が爆発するんだぞ！常識だろ！」

『(初耳なんですが！？)』

“禁忌口頭呪文”
読み上げるだけで魔術が発動する
ハイリスクでほとんど博打みたいな呪文
しくると死ぬ

「本当に危険でクレイジーで最ッ高に楽しかったよ」

『えぇ…』

「あれを唱えるのはよほどの物知らずか命知らずと言われておりますからな」

「将来有望だな」

「暴散も見たかったな」

『ぐふぅ…』←物知らず(バカ)

『成功してよかった…ところでこの呪文の効果って？』

「その日１日転ばなくなるよ」

『禁忌呪文の割りには効果がショボい！』

「それでは閉会です」

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入学式を無事終えて廊下歩くA

『(散々だったな…)はぁ…』

「おい」

『はい？』