悪魔は人の心に棲む-その後- ページ12
数日後
とある病院で獅郎は目を覚ます
顔を横へと向けると連れ浚われた娘の片割れの雪男が居た
獅「…すまない」
雪「やっぱり姉さんは…」
獅「くそっ!!」
雪「姉さん…」
獅「俺のせいだ 絶対にあいつ必ず連れ戻す
絶対に絶対にだ」
「ああ…それは無理ですね」
獅郎が突然声が聞こえた方向を見ると
そこには白いピエロのような男が居た
雪「フェレス卿」
獅「メフィスト!!お前!よくもノコノコ現れたな!!お前は言っただろ!まだ猶予があったはずなのにこんな…」
メ「まぁまぁ一旦落ち着いてください
藤本神父…貴方は一応怪我人なんですから」
獅「こんなの怪我の内にいててっ」
雪男「
それでなんのようですか?」
メ「そんな怖い顔で見ないで下さい
私だってまだ一年は持つと思っていたのですから
それに今日はいいニュースと悪いニュースを持ってきました
どっちから聞きたいですか?」
獅「どっちでもいいから話せ」
メ「せっかちですね
いいニュースから話しましょう
Aさんは
獅「はぁ!?何言ってやがる!俺はちゃんと見たぞ
あいつがAが
メ「とある情報で探ったのですが
どうやら本当に居ないらしくてそれに腹を立てて大暴れしているようですよ
獅「本当か?」
雪「それなら姉さんはまだ物質界に」
メ「悪いニュースですがこっちにも居ません」
獅「どういう事だ!?」
メ「だからどっちにも居ないですよ」
獅「ならAは何処に居るんだ!?」
メ「さぁ?でも少なくとも此処よりは安全な場所に居るんじゃないんですかね
我等が小さな小さな末妹は…」
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作者名:エイボン | 作成日時:2020年5月1日 22時