悪魔は人の心に棲む-終- ページ11
どうやら意識を取り戻したようだが身体はすでにボロボロで身体も動かす事が出来ないらしく声だけをかけてくる
『…お父さん
私のせいでサタンに憑依されて
もういい私なんかことはもういい
ごめんなさい…お父さん…こんな親不孝な娘で…
雪男の事…お願い…
それから私のお父さんは貴方だけです
それだけは忘れないで欲しい
今までありがとうございました お父さん 愛してる』
獅「行くなァアアアァ!!!A!!!!!」
そのまま身を任せるように
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暗い暗いゆっくりと沈んでいく
深い闇だけが私の周りを包み込む
悪魔になるかな
やだ いやだ まだ人間でいたい
お父さんと雪男と一緒に居たかった
悪魔になりたくない
なりたくないよ
まだ何も知らないまま悪魔になりたくない
誰か教えて私は何?
悪魔?人間?それでもないもの?
私はこれからどうなるの?
私の生まれた理由を!!価値を!!未来を!!
存在する意味を!
こんな思いのまま!!
全て諦めたくない!!
どうか教えて私が何者なのか…教えてよ…
パキリッと音が鳴り響く
空間にヒビが割れてやがって…
それは…
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作者名:エイボン | 作成日時:2020年5月1日 22時