7.lodging ページ8
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『おまちどー』
片付けられた机の上に、チャーハンと水の入ったコップを並べる。
おお…と小さく感嘆の声を上げた先輩はもそもそとチャーハンを食べ始めた。
途端、バッと俺の方を見る。
｢パラパラだし味付けもすごい美味しい……！A氏料理うますぎでは？｣
『お口に合ったっぽくて良かったです。つか駄菓子しか食べてないのに味の違いとか分かるの？』
｢え？失礼すぎない？？？｣
そんな事を話しながらも先輩は美味しそうにチャーハンを食べている。よく今まであのクソみたいな食生活で生きてこれたな…
チャーハンを食べ終わったらしい先輩が、遠慮がちに口を開いた。
｢あ、あのさ………｣
『はい？』
｢A氏さえ良かったら、こ、これから週末は僕の部屋に泊まりに来ない…？その、材料費は出すから、料理とか作ってもらえたらなって……A氏とゲームするのも楽しかったし……｣
『え、逆にいいんすか？俺遠慮なく泊まりに来ますけど』
｢えっ、いいの？｣
『先輩とゲームするの超楽しかったし。あと普通に先輩の食生活が心配すぎるんで』
｢ウッ……｣
『先輩さえ良ければ俺は大歓迎ですけど』
そう言えば少し嬉しそうな顔でじゃあお願いと言われる。俺は笑って頷いて残りのチャーハンを掻き込んだ。
その後も少しゲームをした後、先輩の弟のオルトと挨拶を済ませ、今日は部屋に帰ることになった。
｢じゃあ、A氏の布団とかはこっちで用意しとくから｣
『あざす！じゃあ俺は風呂入ってから来るようにしますね』
｢Aさん！今度は僕ともゲームしようね！｣
『ったりめぇだバーロー。３人でやるならボードゲームとかもいいかもな』
新しい楽しみができた俺は上機嫌で自室に戻った。これから週末が楽しみだ。
風呂を済ませ、自身のマジカメアカウントを開くとハーツラビュル寮生の投稿が目に止まる。
『わ、リドルマジで寮長になったのか…！すげーな…』
手料理を振る舞う約束をしていたし、今度リドルが暇な時にでも寮へ呼んで、寮長就任のお祝いとして俺の料理を食べてもらおう。休日の昼間ならイグニハイド寮生は外に出ないだろうし大丈夫だろ。
アイツの好きな食べ物はなんだろう……
そんなことを考えながら、俺はゆっくりと眠りについた。
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明理(プロフ) - ねぇ続きｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯｯ！！！ってなりました('-' )ｽﾝｯ更新待ってます！！ (2022年5月22日 18時) (
レス) @page11 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
にこ柚子(プロフ) - 動かない点Pさん» 嬉しいです〜！！これからも更新頑張ります…！！ (2021年5月4日 23時) (レス) id: b0fec9ac44 (このIDを非表示/違反報告)
にこ柚子(プロフ) - ソーダ錫さん» わああ嬉しいお言葉ありがとうございます…！応援とても力になります！ (2021年5月4日 23時) (レス) id: b0fec9ac44 (このIDを非表示/違反報告)
動かない点P - こういう話待ってました！ありがとうございます…！ (2021年5月4日 2時) (レス) id: b1d96eb9b0 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ錫(プロフ) - 面白い。好き。応援してます。 (2021年5月3日 20時) (レス) id: 10b66fbb96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ柚子 | 作成日時：2021年4月11日 3時
