探偵社にて ページ1
敦side
「この自 殺法とかどうかな?」
「いや、自 殺は絶対に駄目です!!」
「えー……じゃあ心中しようよー。」
「嫌です!太宰さんが死んだら嫌ですもん!」
また始まった……。
心なしか周りの人達の表情も
呆れを含んでいる。
彼女_栗本さんが探偵社に入って早五日。
元マフィアとは思えない程の
明るさ、優しさに皆も直ぐに仲良くなった。
然し、太宰さんと真っ昼間からずぅーっと、
イチャイチャイチャイチャ…。
そろそろ国木田さんの堪忍袋の緒も
切れるだろう。
其れを予想してか、皆耳を塞いでいる。
…僕も耳を塞ぐ。
「愛され過ぎて困るなぁ〜。」
太宰さんがそう云った瞬間、
ブチッという音が聞こえた気がした。
3、2、1、……
「太宰ィィィィ!仕事をしろ!!
栗本も栗本だ!太宰の邪魔をするな!!」
……探偵社は今日も平和(?)です。
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太宰さんと栗本ちゃんをただひたすら
イチャイチャさせたかっただけの話
(国木田さんの胃を痛めさせたかっただけ)
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作者名:こん | 作成日時:2019年2月17日 9時