43 ページ44
.
.
.
動画が上がってからそれなりに反響があり、思った以上に心配されていたことに気づいたし何より温かい言葉をかけてもらえたことが嬉しかった
久しぶりに動画にも出られて嬉しさしかない
今はお風呂から上がって撮った動画の編集をしている
りっくん企画の一文字プレゼント交換の動画だ
カット割りをしながら撮影の時のことを思い出しニヤニヤしてしまう
しょっぱなからオープニングが撮れておらず本気でしょげるりっくん、あの後も相当落ち込んでたな
エ「Aさーん、おやすみの時間ですよー」
お風呂から上がってきたえいちゃんはいつものようにTシャツにパンツ1枚でリビングにくると私の横に座る
エ「髪乾いてないじゃん。だめだよちゃんと乾かさなきゃ、明日病院の日でしょ」
えいちゃんは持っていたタオルとドライヤーで乾かしてくれる
『忘れてた。うー行きたくないー』
そうだ。明日は検査の日だった
待ち時間も嫌いだし何より検査が嫌いだ
エ「よくなってれば通院の回数減らせるって言われてるし自分も楽でしょ。あ、今日の分測った？」
そういうと机に置きっぱなしの検査器とノートを持ってきてパラパラめくるとやってないじゃん、と軽く睨まれる
まじでおかんかよ、その言葉が頭をかすめる
最近かなり過保護度が増してきていて私より病気のこと詳しくなってあれこれ管理してくれる
エ「はい、ちゃんとやる。ふーってして」
差し出された検査器に思いっきり息を吐く
えいちゃんはそれを受け取ると黙々とノートに書き写していく
エ「朝より下がってる。今は苦しくない？」
『苦しくないよ。なんともない』
エ「したらもう寝よう。少しでも違和感あったら言って」
さらっと私のパソコンを取り上げると部屋に向かわせる
布団に入りいつものくまに抱きつく形で寝転ぶと少しだけ寝苦しさを感じる
えいちゃんは部屋の電気を消すと私の近くに座り背中をさすってくれる
エ「俺今日起きてるから寝な」
多分朝起きたらさっきやっていた編集は終わっているんだろうな
えいちゃんと私は編集の傾向を似せてあるから途中で代わっても違和感はない
でも元々アバンティーズ のお手伝いとして入った私としてはえいちゃんにやらせてしまっている現実が不甲斐ない
『…ごめんね、えいちゃん』
眠りに落ちる直前、無意識に言葉にしたそれは現実でいったのかそれとも夢の中でいったのかわからなかった
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 206人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はち(プロフ) - めえさん» 返事遅くなり申し訳ありません。そう言っていただけて嬉しいです！いろいろありなかなか更新できなくなりましたが、ゆっくりと更新して行くつもりです。続編も愛して頂けると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします！ (2020年2月24日 12時) (
レス) id: 72833c8bea (このIDを非表示/違反報告)
めえ(プロフ) - エイジさんの過保護感とマホトさんの親分ぷりに水溜りボンドさん達のやさしさがとても素敵に書かれててとても楽しくみさせていただきましたー！続編もみますー！ (2019年4月20日 15時) (レス) id: ddaa62ce9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はち | 作成日時：2018年10月7日 19時
