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爆裂と鯖とイケメン ページ13







「ふぬぅ……よ、よし。なんとか動けるな」





地面に倒れ込む体に鞭を打ち、よろよろになりながらなんとか体を起こした。飛ばされないように抑えていたとんがり帽子と制服についた砂埃を軽く払う。





「無事ですかっ!?」





「A! 大丈夫っ!?」





「ぐぇっ」





その直後。七海の声が聞こえ、振り返ると灰原にタックルを決められて(とど)めを刺される。おま、灰原……それ、相撲の鯖折(さばお)りじゃねぇか…





(_※相撲の決まり手。両手で相手のまわしを引きつけ、自分の上背と体重で相手の腰をくじいて押し倒す技。腰挫き)





瀕死の俺に「僕も七海も心配したんだよ〜!!」と、灰原はさらに追い討ちをかけにくる。





「あの……うぇ、飛びつかれて体が痛い。よければ……うっぷ、おぶってくれるとありがたい……灰原、やめろ。肩を掴んでぐわんぐわんさせないでくれ」





「わかった! おんぶすればいいんだねっ!!」





「………七海」





「……出荷される家畜みたいな目で見ないでください。灰原、私が背負います」





「そう? まぁ、七海の方が背高いから背中広くていいかもね」





灰原に任せたら振動がジェットコースターになりそうなので、七海に背負ってもらうことにした。





俺は屈んだ七海の背中に乗り込む。……ふむ、中々のフィット感だ。こう、安心感がヤバい。





七海の首に手を回し、体重を預ける。柔軟剤の香りが俺の鼻腔をくすぐり、人肌でほんのりと温かい。全体重を預けているのに文句一つ言わないので、少しだけ罪悪感を感じて口を開いた。





「……重くないか? 辛いなら自力で歩けるぞ?」





「いえ別に、普通ですかね。鍛えているのでこのくらいはなんともないです……それに、これ以上軽かったら病人かと心配になります」





やだイケメン。俺ルートのフラグが立っちゃう。(※立ちません)





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モナカの中の粒あんの中のあずき - この作品面白かってここまで夏休みの宿題もほっぽりだして一気読みしちゃいました!更新楽しみにしてます!! (8月18日 20時) (レス) @page37 id: 5a8fdc6461 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちん(プロフ) - 更新頑張って下さい!応援してます! (2023年5月3日 15時) (レス) id: bdddc4d914 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - まじさいっこー!このすば大好きだからめっちゃ嬉しいです!楽しみにしてます! (2022年6月21日 15時) (レス) @page24 id: ed520dee7f (このIDを非表示/違反報告)
ナチテト@ワイ日本語おかしすぎワロタ - 呪具の名前、 「紅麗主刀」(べにれいかずとう) と、「赤爆勝刀」(あかばくしょうとう)とか、ホントにセンスないのですが、どうですか………? (2022年5月17日 17時) (レス) @page21 id: b29450610e (このIDを非表示/違反報告)
しふぉん(プロフ) - 更新嬉しい…これからも無理なく頑張って下さい! (2022年5月13日 15時) (レス) @page23 id: 9274152077 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シロツメココロ | 作成日時:2022年2月11日 22時

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