愛*2% ページ3
〜翌日〜
神「じゃあ、A塾の時間が始まる前には絶対に戻るね!」
貴「うん、わかった。」
昨日のこともあり、少し気が重かった。
この後も、塾があるし・・・
貴「燐はくるのかな・・・。」
昨日、勝呂くんにあんなことを言われきっとショックだろう。
幼稚園のころから知っているから何となくは燐の気持ちがわかる。
私は、そんなことを考えながら夏休みの宿題をしていた。
でも、やっぱり宿題等をやるのは面倒で
貴「気晴らしに、散歩でもするか。」
そう言って、私は出来るだけ涼しい格好をしていった。
正十字学園内をちゃんと見るのは初めてで今日だけで色々な場所を知れた。
しばらく、歩くと古い建物があった。玄関のところには”正十字学園男子寮”と
描いてあり、そこはきっと古い寮なのだ、と思った。
すると、誰もいないはずなのにドアが開いて人がでてきた。
それは・・・
貴「燐・・・。」
燐「えっ!?・・・A!?何で、こんなところに。」
何故、燐がでてきたのかはおいといて、好きな人に出会えたのはラッキーだった。
貴「ちょっと、散歩してたの。燐は?」
燐「俺も、散歩しようと・・・」
貴「じゃあ、一緒に行こ?」
私が、そう言うと燐は少し顔を赤くして戸惑っていた。
男の子に言うのはあれだけど、それがなんだか可愛かった。
でも、さすがに顔を赤くしたまま何もしゃべんないので
もう一度、聞くと
燐「お、おう。ちょっとだけだかんな//」
と、言ってくれた。
目的地もなく、適当に歩いていた私と燐。
ずっと会話がなかったけど、先に会話をだしたのは燐だった。
燐「A・・・、俺のこと燐って呼んでるけど・・・」
貴「うん、思い出したよ全部。自分の気持ちも。」
燐「・・・、自分の気持ちって?」
そう聞かれたとき、私は返答に困った。
ここは素直に好きだというべきなのか、それとも隠すべきなのか。
でも、燐はいつでも本当のことをいってくれた。初めて、この学園に来たときも
すごく、大事そうに抱きしめてくれて私なんかのために泣いて心配してくれて
今では、その温もりがちゃんと身にしみて嬉しかった。
だから、私は言った。
貴「燐が、大好きで自分のモノになってほしいなぁ・・・って気持ち。」
106人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優輝(プロフ) - すごく感動しました!!!面白かったですッ!頑張ってください! (2017年12月20日 0時) (レス) id: 29915c0fc3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるりこ - 青エクの二期が始まったのもあって、燐に再熱しました。燐落ちのしっくりくるお話になかなか出会えなかったので、このお話見つけてほんとよかったです!燐テライケメンでしたよ! (2017年1月10日 2時) (レス) id: 33e0bdf348 (このIDを非表示/違反報告)
信乃♪ - 感動しましたよ~。+゚(゚´Д`゚)゚+。てか燐カッコ良すぎでしょ!これからも頑張ってください! (2015年9月23日 23時) (レス) id: 1d93815bb9 (このIDを非表示/違反報告)
M Sax(プロフ) - 面白かったです!! 新作頑張ってください。 できれば、この話の番外編作って欲しいです♪ (2015年2月19日 2時) (レス) id: 66084348d3 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん - 感動しました! 大丈夫です!三歳、あんなに話せます! (2014年9月27日 8時) (レス) id: 95f31c8c92 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:オタクっ子 | 作成日時:2013年3月29日 12時