【130】帰宅 ページ44
弥「ただいまー!!!」
数時間後、弥と雅臣はマンションへ帰宅した。荷物が多いので、結局、要に連絡をして車で迎えに来てもらったのだ。
右京「おかえりなさい。すごい荷物ですね」
両手に抱えた荷物をテーブルの上に置く。ガサリッと紙の擦れる音がした。
雅臣「弥がたくさんお土産を買ったからね。要に迎えに来てもらって助かったよ。これで電車だったら、腕が棒になってたところだった」
要「でも、面白かったよ？ テレビ局の前で両手に袋を抱えてる雅兄。貴重な光景ww」
要はふたりの後ろに続いてリビングに入ってくるとクスクス笑ってみせた。今日の彼は袈裟姿ではない。ちょうど仕事が終わってカフェに寄っているとき、雅臣から連絡が入って迎えにいったらしい。
右京「……雅臣兄さんも要も御苦労様です」
お茶でもどうぞ、と右京はテーブルの空いたスペースに湯飲みを置いた。
少し離れたソファーには、祈織・椿・琉生・侑介・絵麻が座っている。彼らの手元にはそれぞれの飲み物がすでに用意されていた。
絵麻「弥くん、ミミレンジャーはどうだった？」
弥「うん。すっごーーーくカッコ良かった！ あのねっ、イエローが敵のブラックウサギに捕まってね、それをレッドが助けに行くんだけどね……」
椿「あー……それより、弥。土産は？」
興奮してストーリーの全てを話そうとする弥。このままでは何時間もかかると思い話題を代えた椿は手をだして土産を催促した。
隣で祈織が「椿兄さん、少しは弥の話を聞いてあげようよ」と苦笑いを浮かべている。
弥「もっちろん、皆のお土産買ってきたよ。ちょっと待ってて！」
けれど、弥は嫌な気をさせず土産を出しに取りかかった。テーブルの上から袋を２つ取り、中をゴソゴソとあさってみせた。
弥「えっとねー」
これは友達ので……これは１階に住んでる田中さんので__っというように、次々に品物が出されていく。
弥「あっ、これ。これが兄弟の分ー」
そして、兄弟に買ったクッキー缶を13個取り出した。缶にはミミレンジャーが全員集合で印刷されている。
琉生「……かわいい」
絵麻「あっ、これきっと中のクッキーにもミミレンジャーが描かれてるんですよ」
侑介「すげぇな。まぁ__でも、食い物で良かった。グッズとかだったら使い道ねーし」
弥はひとりひとりにクッキー缶を渡していく。居ない兄弟の分は保留だ。
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美優 - 雅臣が何て言ったのか、これからの話が凄く気になります。更新頑張って下さい！ (2018年3月19日 10時) (
レス) id: 79c6c44529 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - すっごく面白いです。更新待ってます！！ (2017年9月25日 7時) (レス) id: e2830e86e4 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になるのですが、このストーリーはこれで終わりなのでしょうか？ (2017年3月7日 20時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
☆NATU☆ - この小説大好きです。これからも応援しているので更新頑張ってください!! (2016年10月27日 17時) (レス) id: 1d0876d3b6 (このIDを非表示/違反報告)
智代 - 続ききになるなー！これからも応援してます！ (2016年7月16日 23時) (レス) id: a125dbb856 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あややん | 作成日時：2014年11月3日 1時
