【126】明日へと ページ40
A「……」
5階のフロアを出てエレベータに乗り込むA。
扉が閉まるのと同時に、溜息と小さな声が発せられる。
A「まぁ……雅臣さんが留守かもしれないってのは予想範囲だったけど」
気合を入れて突入したばかりに、空振りは一気に力が失われる結果である。
しかも、
A「私…すごく挙動不審だったよね」
言葉どもってたし、
なかば押し付けるようにチョコレート渡したし、
最後には走って消えたし。
A「ぜったい、椿さんも怪しんでたよ」
数秒前のことなのに、思い出すだけで顏が真っ赤に染まった。
A(こんなことじゃ、実際に雅臣さんを目の前にしたら大変なことになるかも)
なにせ、初めての恋愛だ。
しかも相手は漫画の登場人物ではなく、
現実の男の人。
そう思うと、自分の部屋に帰ろうとしていたAは、ふと考える。
そして何を思ったか、エレベータの1階へと降りるボタンを押した。
A(……とりあえず、色々勉強しなきゃ。本屋に行けば、その手の本はたくさんあるよね)
向かうは本屋。
Aの恋愛は、まだスタートテープを切ったばかりであった。
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美優 - 雅臣が何て言ったのか、これからの話が凄く気になります。更新頑張って下さい! (2018年3月19日 10時) (レス) id: 79c6c44529 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - すっごく面白いです。更新待ってます!! (2017年9月25日 7時) (レス) id: e2830e86e4 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になるのですが、このストーリーはこれで終わりなのでしょうか? (2017年3月7日 20時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
☆NATU☆ - この小説大好きです。これからも応援しているので更新頑張ってください!! (2016年10月27日 17時) (レス) id: 1d0876d3b6 (このIDを非表示/違反報告)
智代 - 続ききになるなー!これからも応援してます! (2016年7月16日 23時) (レス) id: a125dbb856 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あややん | 作成日時:2014年11月3日 1時