【121】女友達 ページ33
コナン「おっはよー、A! 昨日のお花見はどうだった? ってか、サンドイッチは上手く作れたの?」
A「あ、コナンちゃん……おはよう」
学校に到着するまでの間、何度__昨日の出来事を思い出しただろうか。
電車に乗っても、
学校の校門をくぐっても、
あいかわらず、Aは雅臣のことを思ってはボーっとしていた。
そしてそれは教室に着いた今にも至ることであった。
扉から入ってきたAを見て、すでに自分の席についていたコナンが元気に挨拶をする。
しかし、いつもとは違う"心ここにあらず
"といった感じのAの様子に、コナンは不審を感じた。
席から立って、彼女のもとに駆けつける。
コナン「どうしたの? なんか、悪いことでもあった?」
痴漢にでもあったの?__とコナンは的外れなことをきく。
それでも彼女は真剣にAを心配しているのだ。
けれど今のAはそれにツッコミをいれるだけの余裕もなく、少しだけ笑ってみせただけだった。
A「……悪いこと……も、あったけど…それ以上に良いこともあったというか……モゾモゾ」
コナン「…………?」
Aは迷っていた。
昨日のこと__つまり、自分のこの雅臣に向けた恋心を友人に話してもいいのだろうか。
今まで本気で恋をしたことなんてなかったから、どうしていいか分からない。
でも、
この気持ちを誰かに聞いてもらえば、すっきりするような気がする。
A「……あのね、実は」
Aは自分の席に座ると、コナンだけに聞こえるように小声で話す。
昨日の花見でのこと。
男に襲われそうになったこと。
雅臣とのキスのこと。
そして今の自分の気持ち____。
コナンは最後まで、それを静かに聞いてくれた。
、
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美優 - 雅臣が何て言ったのか、これからの話が凄く気になります。更新頑張って下さい! (2018年3月19日 10時) (レス) id: 79c6c44529 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - すっごく面白いです。更新待ってます!! (2017年9月25日 7時) (レス) id: e2830e86e4 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になるのですが、このストーリーはこれで終わりなのでしょうか? (2017年3月7日 20時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
☆NATU☆ - この小説大好きです。これからも応援しているので更新頑張ってください!! (2016年10月27日 17時) (レス) id: 1d0876d3b6 (このIDを非表示/違反報告)
智代 - 続ききになるなー!これからも応援してます! (2016年7月16日 23時) (レス) id: a125dbb856 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あややん | 作成日時:2014年11月3日 1時