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「キヨ」
「あ、わりぃ。」
pm.2:00
病院から帰ってきて仮眠とってから、今はフジと実況を撮っている。
夜中になると不意に色々頭の中に過って集中出来ない。
「お前、本当少しは休んだ方がいいぞ？」
フジや他のメンバーに「顔色が悪い」と心配される。
それはそうだろ。
俺にとって失ったものが大き過ぎたから。
精神的にヘコむ事も片手余るぐらいだった俺の全てがボコボコにヘコんでぽっかり穴が空いちまった。
無自覚だった訳じゃない。
辛いと思いたくなくて、気付かないフリをしていたんだ。
でも、これは俺とAの問題でメンバーに心配かけるとかあの頃のAは望んでないよな。って言い聞かせて
「わりぃわりぃ！...うっし、やるぞ！」
「お、おう...」
俺は無理矢理テンション上げて撮った。
フジが心配そうに見ているが、もうAにあの頃の俺を思い出させる方法はこれしかない気がして。
いつかこの俺も俺の中で想い出になるように。
ただひたすら我武者羅に思い出せる素材を積み重ねていくしかない。
そう思った。
.
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「キヨ」
「あ、わりぃ。」
pm.2:00
病院から帰ってきて仮眠とってから、今はフジと実況を撮っている。
夜中になると不意に色々頭の中に過って集中出来ない。
「お前、本当少しは休んだ方がいいぞ？」
フジや他のメンバーに「顔色が悪い」と心配される。
それはそうだろ。
俺にとって失ったものが大き過ぎたから。
精神的にヘコむ事も片手余るぐらいだった俺の全てがボコボコにヘコんでぽっかり穴が空いちまった。
無自覚だった訳じゃない。
辛いと思いたくなくて、気付かないフリをしていたんだ。
でも、これは俺とAの問題でメンバーに心配かけるとかあの頃のAは望んでないよな。って言い聞かせて
「わりぃわりぃ！...うっし、やるぞ！」
「お、おう...」
俺は無理矢理テンション上げて撮った。
フジが心配そうに見ているが、もうAにあの頃の俺を思い出させる方法はこれしかない気がして。
いつかこの俺も俺の中で想い出になるように。
ただひたすら我武者羅に思い出せる素材を積み重ねていくしかない。
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作者名：may | 作成日時：2018年5月17日 18時
