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ある日の再会（主人公1年生の時） ページ7
入学してから１ヶ月過ぎ
学校にも慣れてきた頃
全ての授業が終わった放課後
今日は次の新曲の打ち合わせがあるので
日和兄様とは別行動になる
「あぁっ！もうこんな時間！」
急いで車に向かわないと！
クラスメイトに挨拶もそこそこにして
Aは教室を飛び出した
「えぇっと、確かここを左に曲がって…」
そこそこ大きい校舎を迷いながらも校門へ
向かおうとしてると
「きゃっ…！」
「おおっと、すまない、大丈夫か？」
曲がり角を曲がろうとした途端
人影が出てきてそのままぶつかり
尻餅をついてしまった
「すいません、私がきちんと前を見てなかったので…」
「いや、俺も急に飛び出してしまったからな、すまない」
そう言われて差し出された手を取って
相手の顔を見たら
「えっ…」
昔に出会った千秋君をそのまま成長させた
ような人がそこに居た
「怪我は無いか？」
「あっ…はい大丈夫です。」
本人なんだろうか…
そのままじっと顔を見ていると
「ん？何か俺の顔についてるか？」
相手にもじっと見つめかけされ
Aは耐えきれなくなり
「あっ、すいません！急いでるのでこれで失礼しますっ！」
そう早口でお礼を言って校門の方に
走って行った
「うーん、何処かで会ったような…」
その後の帰り道にたまたま寄った本屋で
巴Aが表紙の雑誌を見つけ
あぁ！だから既視感があったのか！
と1人で納得してしまい
巴Aの前途多難な恋愛劇が
幕を開ける
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作者名：non | 作成日時：2020年4月18日 23時
