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俺の腕の中で泣くAは今まで以上に小さく脆く見えた。
まぁ無理もない、Aは本当に紫原を愛していたんだからな…俺と結婚なんてしたくないだろう。
不本意にも俺はこの状況を心の中では少し嬉しかった。このままAは俺の妻になれば俺はどれだけ幸せか…そう思ってしまった。
「征くんは嫌じゃないの?無理やり婚約させられて」
一瞬俺はドキッとした、もし『嫌では無い』と言ったら、このままAと結婚したいと言ったらどうなってしまうのか…
けど俺は嘘をつくしかなかった。
赤司 「不本意ではあるよ…」
「じゃあどうして止めてくれなかったの?どうして…」
赤司 「すまない」
「お願い、1人にさせて…」
赤司 「わかった。」
それからAはずっと部屋に閉じこもってしまった。
赤司父 「征十郎、Aちゃんの様子はどうだ?」
赤司 「まだ部屋から出て来ません、あれからずっと泣いている様子です…」
赤司父 「そうか、早く出てきてくれるといいが…」
赤司 「そう…ですね」
inAちゃんの部屋
コンコン
赤司 「A、あれから全然出て来れないみたいだが、元気にしてるか?」
「1人にさせてって言ってるでしょ…」
Aの声はたくさん泣いたせいか酷く枯れていて、鼻声だった。
そんな声を聞くと心臓が痛くなる。
頼むからまた俺の前で笑ってくれ…そしてこれまで通り『征くん』と和ませる声で呼んでほしい。
赤司 「すまない…」
「…」
赤司 「けど俺はこのまま引き下がる様な人間じゃないと知っているだろう?(*^^*)また来るよ」
俺はいつまでも待つよ、Aが元気になって出てくるのを…
だからお願いだ、もう一度笑ってくれ。
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エル - こんにちは!元ルンルンです!むっくんと離れないでよかったーー!!めちゃくちゃ面白いです!!これからも更新頑張ってください!! (2019年5月16日 5時) (レス) id: 337918d67e (このIDを非表示/違反報告)
ルンルン - わかりました!!楽しみにしています!!(^^) (2018年10月11日 19時) (レス) id: da0b87ee88 (このIDを非表示/違反報告)
名無し81060号(プロフ) - ルンルンさん» ルンルンさん、コメントありがとうございます!! 本題に入ります、むっくんとは…内緒です(*^^*)離れるか離れないかは続きを楽しみにしてくださいね(*^_^*) (2018年10月9日 21時) (レス) id: 6291645e92 (このIDを非表示/違反報告)
ルンルン - むっくんと離してしまうんですかぁーーーーー!? (2018年10月7日 15時) (レス) id: da0b87ee88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名無し81060号 | 作成日時:2018年10月1日 13時