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「__赤司くん。」
「...!黒子か。どうしたんだ?」
休み時間、同じクラスの黒子が話しかけて来た。
「驚くなんて珍しいですね。いつもの赤司君なら僕のことちゃんと見えてるのに。」
Aさんの事で悩みすぎて黒子の存在に気付けなかった。
「すまない。少し考え事をしていたんだ。」
「...ここの所よく険しい顔してますよね。さっきも僕に気が付くまで眉間に皺がすごく寄ってましたよ。」
「完全に無自覚だった...!」
「最近の赤司君は何だか変です。
だっておとといの部活で間違えて黄瀬君のスポドリをひとくち飲んで間接キスしてたじゃないですか。僕以外誰も気付かなかったから無かったことになってましたけど。
普段はこんなドジな事する人じゃないでしょう?」
見られていたのか。恥ずかしさで少し顔が火照って熱くなるのを感じた。
「この事は内緒にしておいてくれ。」と頼むと
「勿論です。」と黒子は軽く微笑んだ。
人間観察が趣味の黒子はこういう時はなかなか目敏い。
だからか俺に何かあった時は気にしてよく声をかけてくれるから実は助かっていたりする。
話が脱線してきたところで黒子が本題を持ち出してきた。
「まぁ要するに、今の赤司君は相当悩んでますよねって聞きたかったんです。
もしかしてなんですけど、それは___
___Aの事だったりしませんか?」
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ハルシオン(プロフ) - あかりさん» お待たせしてしまい申し訳ないです!マイペースな更新ですがこれからもよろしくお願いします! (2020年4月26日 9時) (レス) id: 30d10de691 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - 久しぶりの更新ですね!ずっと待ってました!これからも応援してます。 (2020年4月25日 19時) (レス) id: 5afa9add86 (このIDを非表示/違反報告)
ハルシオン(プロフ) - さそりさん» 文通してる気分になっていただけるなんて光栄ですありがとうございます!これからものんびり無理のないように更新していきますのでよろしくお願いします! (2019年9月24日 22時) (レス) id: 30d10de691 (このIDを非表示/違反報告)
さそり - 最新まで読みました。赤司君との、ぶんつう(手紙交換)をしてるような気分になってます!!面白いです!!これからもゆっくり更新頑張ってください!! (2019年9月23日 9時) (レス) id: 1ae7afba2c (このIDを非表示/違反報告)
ハルシオン(プロフ) - 静華さん» ありがとうございます!のんびり更新ですがこれからもよろしくお願いしますです|ω・) (2019年9月22日 20時) (レス) id: 30d10de691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハルシオン | 作成日時:2019年9月14日 23時