７羽 ページ8
どこのユニットに入ろうか。
入らないという選択肢もあるが、それじゃあ、いつまでたっても強くなれない。
そんなことを考えながらふらりふらりと歩いていると後ろから抱きしめられた。
貴「な、なんだ！？何者だ！俺を離せ！」
スバル「何者だ！ってかわいいねー！やっぱ、噂通りの子だねー、ホッケー！」
北斗「のんきなことを言っている場合か。離してやれ。」
スバル「はーい。でもさでもさ、噂で女の子みたいって聞いたけどほんとに女の子みたいだね！身長も158cmで45kgで。」
貴「あの、先輩切りますよ？まじで殴るぞー！」
すると後ろから頭を撫でられた。
な「こーら！ケンカしちゃだめら！アイドルにとっては顔は命だしにゃ！ゆうちんも落ち着け！」
貴「うるさい！こいつは俺のことを女の子だって何回も何回も！！！！許さねぇ！ただじゃ帰さねぇぞ俺は！」
な「よしよし。ゆうちん、に〜ちゃんからのお願いだぞ！ゆうちんらしくないぞ！落ち着け！俺にとってゆうちんは男の子だ！それでいいだろ！」
私は単純なのか、それだけで満足してしまった。
貴「うん！！！」
私は男だということをすっかり忘れ、に〜ちゃんに抱きついてしまった。
真白「あ！に〜ちゃん！あの〜ってわぁっ！？」
創「ゆうさんも意外と甘えんぼさんなんですね♪あれ？友也くん、どうしました？」
真白「いや、なんとも、、、！」
貴「真白じゃないか！どうしたんだ！顔色悪いぞ！俺が運ぼうか？」
真白「断固としてご遠慮させていただきます！！」
貴「んぁ？」
創「まぁまぁふたりとも！」
な「ゆうちん！！！！」
貴「きゃあ！！な、なに！？」
みんなドン引きした顔をしている。
もう私は終わった。
スバル「ずいぶん個性的だね！やっぱ、ゆっきーはかわいいね！」
もう頭にきた。
かわいいというなとさっきも言ったのに。
貴「明星。お前いっぺん地獄へと落ちろ。」
そして笑顔で答える明星先輩に私は少しだけ心を許してしまった。
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作者名：赤羽アオカ | 作成日時：2016年9月30日 8時
