白黒 2 ページ3
Aサイド
その後も先生は黒板に白い字で黒い板にどんどん書いていく。
大事なところは色とやらがついたチョークで書くのが当たり前だが、私はその色とやらが黒板の黒と同化して見えないのだ。
勿論、そんなことも知らない先生はどんどん色とやらがついたチョークで書き足していく。
休み時間まで、困っている私に気が付いたのか、一人別の人がやってきた。
貴「なんですか。」
真「いやぁ。そういう変な意味できたわけじゃないんだけどね〜っ!なんか、困ったことあったのかなって思って、、、、。」
なんだよ、今度は。
やたらともじもじとしながら話しかけてきて。
どうみたって変な意味できた奴にしか見えないのだけれど。
貴「別に。特にないけど。」
すると、恥ずかしそうに顔が黒くなり、
真「いやぁ、、、。そうだよね〜っ!なんか、迷惑みたいなことしちゃってごめんね〜っ!」
そうだよ。
本当に迷惑だよ。
確かにちょっと困ってたけど。
北「熱心なところ失礼する。俺は、北斗。転校生の教育係をすることになった。迷惑だと、思っても付き合ってくれ。頼む。」
さっきよりも面倒なことを言ってくる奴が登場かよ。
しかし、よく見るとさっき、ホッケーと呼ばれていた奴じゃあ、、、、。
貴「まぁ、いい。仕方ないから、付き合ってやる。」
北「そうか。助かる。」
流石に私もそこまで悪い趣味をした奴じゃあないから、仕方なく、了承した。
まあ、いいや。
なるべく、穏便に過ごしていこう。
面倒な奴とはなるべく関わらない。
さっきの奴はとくに。
しかし、今考えるとさっきのしつこい奴がキラキラして見えたのは気のせいだろうか。
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しぇるふぃあ。 - オリフラ外してます? (2016年5月20日 8時) (レス) id: 2fca820d76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤羽アオカ | 作成日時:2016年3月12日 21時