出勤4日目 ページ6
えぇと、最初は4舎10房だよね…
主任が今どこにいるかはわからないから、先にムサシさんに挨拶しちゃおう
地下へと足を進める。
「…お、ラッキー」
地下には四桜犬士郎看守部長もいた。
どうやらムサシさんとお話し中の様だ。
「こんにちはー」
そう声をかけるとスッとこちらに目を向ける四桜看守部長。
ムサシさんは少し戸惑っている様だったので、鉄格子を掴む手にそっと触れてみた。
「！」
「…何者だ？」
「あれ、看守長から聞いてませんでした？
今日から13舎13房主任補佐、ついでに4舎10房と5舎8房、3舎6房の手伝いを仰せつかった、孤狼Aです。」
そう言うと思い出したのかポンと手を打ち付けた主任。
「あぁ、15番用の。
これは失礼、私は4舎看守部長、四桜犬士郎と申します」
そう言いビッと敬礼をした四桜主任。
「こちらこそ。
これから宜しくお願い致します」
そう言い敬礼を返す。
少しそのまま静止し、くるりとムサシさんの方へ体を向けた。
私と25センチの差がある巨体。
がっしりとした体つき。
…いいなぁ
これくらいの身長欲しい←
「4舎囚人番号634番、ムサシさんですよね？
私、今度から13舎13房の主任補佐、そして4舎10房等の手伝いをする事になった孤狼Aです。
勉学は私も少々嗜んでいるので、いつかお話致しましょう
宜しくお願い致します」
そう言うと戸惑った様な声を出すムサシさん。
「は、はぁ…
その声、まだ若い少女だろ？大丈夫なのか？」
看守の心配とか、優しいなぁ。
「えぇ。他の刑務所で実績も積んでいますし、いざとなれば頼りになる主任も多い様ですし。
それに何より、看守の心配をしてくれる様な優しい囚人がいる様ですので」
そう言うと少し顔を赤らめたムサシさん。
と言っても元の肌が少し赤がかってるから分かりづらいけど。
「いや、その、まぁなんだ…
よ、よろしくな」
…可愛いなぁ。
「宜しくお願い致しますね、ムサシさん。
この前興味深い学術書を手に入れたので、機会があれば一緒にどうですか？」
「ほんとう！？
犬ちゃん、今度いい！？」
急に笑顔になったムサシさんに、短くあぁ、と返した四桜主任。
「では、また次の機会に」
「もう行くのか？」
「はい。まだ他の舎の方への挨拶が残っているので
以後宜しくお願いします。四桜主任」
そう言い、地下の廊下を進んだ。
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紙さま(プロフ) - まりかさん» 今まで閲覧頂き、本当にありがとうございました。急にこんな事態になってしまい、本当に申し訳ありません。 (2016年2月11日 0時) (
レス) id: e05f457c62 (このIDを非表示/違反報告)
紙さま(プロフ) - すうな@ｼｮﾎﾞﾝﾇのロリショタコンですさん» ありがとうございます。すうな@（略）様のおかげで、パソコンから更新するという妥協案を出すことができました。ありがとうございます。今まで閲覧いただき、本当にありがとうございます。 (2016年2月11日 0時) (レス) id: e05f457c62 (このIDを非表示/違反報告)
まりか - わかりました！ (2016年2月10日 23時) (レス) id: e206698b07 (このIDを非表示/違反報告)
すうな@ｼｮﾎﾞﾝﾇのロリショタコンです(プロフ) - 紙さまさん» 小夜さんと同じく心待ちにしています！！ネットが使えるのであればネットからログインしてはどうですか？この作品などなどを作って頂けたこと、本当に感謝感謝です (2016年2月10日 23時) (レス) id: 2ca1728b48 (このIDを非表示/違反報告)
紙さま(プロフ) - 小夜さん» 復帰を心待ちにしてる、とか言われた事がないので、一瞬固まってしまいました…w本当にありがとうございます。 (2016年2月10日 20時) (レス) id: e05f457c62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：電波 x他1人 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ba1a98adff1/
作成日時：2015年11月7日 22時
