出勤21日目 ページ23
「えーと…
ロック君、これからメニューは私に頼んでくれれば持ってくるからさ…」
呆れながらそういうと、目を瞬かせるロック君。
「…え？俺、今、声に出てた？」
ウノ君とジューゴが首を横に振る。
ニコ君も、「聞こえなかったよ？」と声をあげた。
驚きの目が集まる。
…あー…余計なこと言っちゃったかも
「いや、あのー…」
とりあえず、話しても大丈夫だと思われる部分だけ話した。
するとウノ君が、
「すっげー！！」
と身を乗り出してくる。
「じゃあさじゃあさ、あの一の考えてる事とかも読めるって事！？」
「んー…まぁ、そーなるね」
「マジ！？
読んでみて！！ついでにあいつの弱点探してみて！」
マジでか
この子ら考える事が悪ガキレベル…
と、そこにタイミングよく現れたのは…
「おっ！一じゃん」
…噂をすればなんとやら。
一主任だった。
ペコリと頭をさげる。
一主任は、少し目を泳がせてから
「おい、A
…猿が呼んでる」
とだけ言った。
その頭上には、江戸文字で
『71番が「できた」っつってたって頭の中で思っときゃ良いとか言ってたけど…どういう事だ…？
てかなんで頭の中で思うだけ…？』
とあった。
まぁ、チィーさんの薬については秘密、だもんね。
「了解しました
71番って事は、5舎8房に向かえばいいんですか？」
そう言うと目を見開く一主任。
…なんか勝った気分
「…多分」
一主任の言葉に、「了解しました」と返し、5舎8房へと足を向けた。
後ろから
「あっ、Aちゃーん！？
一の弱み見てってばー！！」
なんで聞こえたけど…それはちょっと…と思ったので、取り敢えずスルーした。
モノレールに乗ってる間に、悟空さんに『今5舎8房に向かってます』と送る。
暫くして、モノレールが到着。
8房へと向かう。
___________
「こんにちはー」
「あっ、Aサン！」
「来たか」
チィーさんは慌てて、おしゃれな小瓶に入った透明な液体を渡してきた。
それを受け取り、一口飲む。
ごくん、と喉が音を立てた途端、頭の中で何かがパンと弾けるような音がして、頭がクリアになった。
「…」
「オイ、狼
…どーだ？」
眉を顰めたまま聞いてくる悟空さん。その頭上には、特になにも見えない。
「…もう見えない、です」
フゥ、と悟空さんとチィーさんが安堵の息を漏らしたのがわかった。
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紙さま(プロフ) - まりかさん» 今まで閲覧頂き、本当にありがとうございました。急にこんな事態になってしまい、本当に申し訳ありません。 (2016年2月11日 0時) (
レス) id: e05f457c62 (このIDを非表示/違反報告)
紙さま(プロフ) - すうな@ｼｮﾎﾞﾝﾇのロリショタコンですさん» ありがとうございます。すうな@（略）様のおかげで、パソコンから更新するという妥協案を出すことができました。ありがとうございます。今まで閲覧いただき、本当にありがとうございます。 (2016年2月11日 0時) (レス) id: e05f457c62 (このIDを非表示/違反報告)
まりか - わかりました！ (2016年2月10日 23時) (レス) id: e206698b07 (このIDを非表示/違反報告)
すうな@ｼｮﾎﾞﾝﾇのロリショタコンです(プロフ) - 紙さまさん» 小夜さんと同じく心待ちにしています！！ネットが使えるのであればネットからログインしてはどうですか？この作品などなどを作って頂けたこと、本当に感謝感謝です (2016年2月10日 23時) (レス) id: 2ca1728b48 (このIDを非表示/違反報告)
紙さま(プロフ) - 小夜さん» 復帰を心待ちにしてる、とか言われた事がないので、一瞬固まってしまいました…w本当にありがとうございます。 (2016年2月10日 20時) (レス) id: e05f457c62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：電波 x他1人 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ba1a98adff1/
作成日時：2015年11月7日 22時
