【ツイステ】神よ。我を許さないでくれ【カリム】

１２ ページ12

貴方side




久しぶりにカリムとジャミルの三人で登校する
デュースには一応、別のヤツと行くと伝えてあるので大丈夫だが、カリムがいつも以上にくっついてくる


そんなに寂しいを思いをさせたのかと少し反省した
お昼のお誘いも有難いが断らせてもらった
一ヶ月半ぶりの三人での食事は会話が凄く弾んだ


最近、疲れた様子だったジャミルもなんだか今日は何処かスッキリした表情で胸を撫で下ろした
カリムも楽しそうで僕も楽しかった



そんな感じでまた前の生活に逆戻りしていた僕
風の噂で聞いたのだがあの四人はハーツラビュルの寮長がオーバーブロットしたのをなんとか治めたらしい

凄いなぁ…なんて思いながら、デュースにお疲れ様と送ると今度のなんでもない日にはお前も来いよ。とお誘いがあった





…なんでもない…日…ハーツラビュルのパーティーか……僕が行っても邪魔じゃないかな…





少しマイナスに考えれば僕の思考はドンドン暗くなる
だがデュースから新たなメッセージが来て、一気に吹き飛んだ





リドル寮長からのOK……や、や、ばいな…それ…
…なら、…行っても……いい、よね…





僕は恐る恐る。お邪魔させてもらうよと送った
すると了解！というスタンプが返ってきて、少し緊張が和らいだ



パーティーか…宴とパーティーは名前が違うがどちらも娯楽に近いような…全くの別物なのか…？
…まぁもし、パーティーが楽しければカリムにも教えよう。きっと楽しんでくれるはずだ





僕はなんでもない日が来るのを楽しみにして日々授業に勤しんだ









・









De「おーい！A！こっちだ！！」




『遅れてすまん…』




Ac「いや、いつも通りの１０分前だぞ？w」




Gr「お前はなんでそうも早く来るんだ？」




『………楽しみなんだよ。文句あるのか』




監「三人にもAを見習ってほしいよ…」







羞恥心で視線を逸らした先で監督生ははぁ…とため息ついた

たまに選択授業が同じになるので知っているが、この三人はいつもギリギリでいろんな先生にため息をつかれている
監督生はいつも僕と行くので１０分前なのだが、この三人は何故かいつも遅い








『問題児はどれだけ時間を過ごそうとも問題児なのか』



Ac「うるせぇよ！！」








なんてわちゃわちゃ話しながら、なんでもない日のパーティーが開かれているハーツラビュル寮へと足を踏み入れた
一面の赤い薔薇にほんのり香るいい匂い




…御伽の国のようだな…

１３→←１１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す