【金カム】超絶社畜がトリップしてイキイキしだす夢小説 (ページ27)

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３ー７ページ27

「それなのにうちの部下が男と間違え無礼を働いたそうで申し訳ないことをした」

『……？』

無礼？された覚えはないがと初めに出会った男を見ると一礼されてしまった

『声をかけられた時…背後からでした…服装のせいなので…え、と…無礼とは思いませんでした…』

「なるほど。ではなぜそのような格好をと…お聞きしたら失礼に当たりますかな」

『大丈夫です。単純に動きやすいからで…他意はないです』

「美しい感性をお持ちだ。常識にとらわれず実に素晴らしい」

笑う男に圧倒されながら

「最後に１つお伺いしてもいいですかな」

そむけていた顔を再び向ける

「最近この辺りで不審な人物を見かけたことは？」

その問いに首を否定的に振った

『……私…普段…はもっと奥のアイヌの村に住んでて…ここは通らないのでわからないです』

「ふむ…山猫も雪に足を滑らせることがあるということですな」

『？』

山猫？
この人の言っていることがよく分からず困惑

「いえ。こちらの話ですのでお気になさらず」

『え、あっはい…』

「もうじき日が暮れます。どうですかな小樽で休んでいかれては」

『大丈夫です。お気遣いありがとうございます』

食べ物もあるし
軽く頭を下げ断る

「そうですか。それではお気をつけて」

『ありがとうございます…えと…お気をつけて』

馬の手綱を引き背を向け歩き出す
初めに出会った男を連れ去っていくのを見つめた