【金カム】超絶社畜がトリップしてイキイキしだす夢小説 (ページ7)

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１ー５ページ7

見上げた２つの戸には「男湯」「女湯」という文字

『………』

そっと「女湯」の戸を開けると湯気が肌に触れる
脱衣所に人の気配は無く使われている様子もない

外はまだ明るく利用する時間ではないからだろうか

服を脱ぎ風呂場の戸を開け湯を浴びる

『あっっつ』

かじかんだ体にしみて思わず声を上げた

しばらく慣れるまでお湯を浴び続け

『………』

体を洗う石鹸がないことに気づき困惑

このまま入るのは流石に常識がなさすぎるだろう

カタン…
扉が開く音に視線を向ける

『！』

髪を結った女が脱衣所から現れた

気まずさから背を向ける

「あんた、これ使いな」

『はい？』

話しかけられ視線を戻すと布と何かの袋を渡された

「それで体を洗うんだよ」

『あ…ありがとうございます』

言われた通りおぼつきながら体をこすってゆく
石けんのようだがあまり泡立たない

「無一文でここに来たんだって？」

１つため息をつき女は口を開いた

『ははっ…ええ。親切な小柄な男性が見兼ねてかお風呂に案内してくださって』

「身売りじゃないってことかい？」

『身…売り…？』

「ここに来たってことはそういうことさ」

身売りとはあの売春行為のことだろうか
ということはここは売春屋ということになる