トリップ少女は知っている･3rd

パンケーキ〜続き〜 ページ8

彩「どうしたの、上杉くん」


上杉「･･･････････････何でもねぇ。

立花、パンケーキ好きか？」


彩「えっ」

お、赤らんだ。

図星か？


彩「･･･うん、好き。」


恥ずかしそうに言ってうつむいてしまう立花。


上杉「ふーん。

じゃあ、それにするか。」

彩「えっ、いいの？

上杉くん、甘いもの嫌いでしょ。」


上杉「あー･･･」


ガシガシと頭をかいた。

なんて言えば良いのかな･･･。


ピロン♪

ん？
LINEか？

いや、どーでもいいな。


無視しようとするとさらにピロンピロンとスマホがなっていく。


彩「あ･･･上杉くん、スマホどうぞ」


上杉「悪ぃ･･･」


謝ってからLINEを見る。

くだらなかったら、ただじゃ置かねぇ。

若武アーヤを困らせんなよ

うるせえよ。

黒木アーヤを譲るんだから、困らせるなよ

お前もか、黒木。

小塚アーヤと仲良くしてね

お、おう、頑張るよ。
毒気を抜かれる･･･。


美門アーヤとデートとか、ただじゃ置かないから。

何でだよ。
俺ら、一応付き合ってんだよ。

忍頑張れ

ど、どうも。




一言いいか？


何で、今、送ってくるんだよ！！！！


今日はデートって知ってんだろが、てめーら！

美門はまぁ、ともかく･･･(あー絶対明日、殴られる)

黒木、小塚、後、意味不明の若武！！


考えて送ってこい！！！




はんにゃの様な表情を浮かべる俺を立花は不安げに見つめていた。

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