トリップ少女は知っている･3rd

だからとなのに ページ49

『あのね、アーヤ』


彩「何ー？」


『私ね、ネットで見たことあるんだけど』


彩「ん？」




パフェを食べ終え、アップルティーを２人で飲んでいた時に私はアーヤの反応が気になって切り出した。



『LIKEとLOVEの違いっての』



彩「ゲホッ！」


『定番ね』





彩「なにそれ･･･？」


知らないんだ、やっぱり。

ネットサーフィンとかしなさそうだし･･･。



『知らない？

LIKEとLOVEの違い。

アーヤはLOVEよね･･･でも、LOVE要素が無かったわね』


彩「ええええっ！

く、詳しく」




自分が彼氏を愛していないと言われたようなものだ。

真剣そのものの顔で食いついてくる。



『あのね、LIKEは好き、LOVEは大好き、愛してるでしょ？』



彩「うん、そう学校で」



うなずくアーヤに私はにっこりした。

『LIKEとLOVEの違いって何ですかってネットであったのね？

それで、その回答が･･･』



某Y系知恵袋だけど。

その回答を思い出して頬をゆるめる。



『LIKEは、だから(・・・)好き。


LOVEは･･････なのに(・・・)好き。』




アーヤはそれを聞いて何か思案するように無表情になっていたが、突如かぁっと赤くなった。



心当たり、あるんだ･･･(´º∀º｀)

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