衣更先輩のことは話さない! ページ25
ピピピピ ピピピピ
『うーん・・・?』
目覚ましの音で7時に目が覚める。
フラフラしながら下に行くと、お母さんが朝ごはんの準備をしていた。
母「ほら、早く顔洗って着替えて来なさい。」
『・・・はーい。』
目を擦りながらまた上に戻る。
クローゼットから制服を取り出して着替える。
(今日って学院で何かあったっけ?)
眠たい中ボーッと考える。
授業はもちろんあるし、プロデュースの勉強だってしなきゃいけない。
あとは・・・・・・
『あ゛っ ・・・!!』
一気に顔が青ざめる。
朝からこんなこと考えなければ良かった。
『今日部活じゃん・・・。』
トホホ と肩を落とす。
(つまり凛月先輩に会わなければいけないということ。避けても避けられない運命だ・・・・・・。)
『真緒先輩のことに関しての話題を出さなければセーフなのでは?』
1人でブツブツ言いながら下に向かった。
リビングに着くと、机には白米と目玉焼き、サラダにヨーグルトが置いてあった。
一旦落ち着こうと思い、ご飯を食べる。
『いただきます。』
母「はーい。」
お母さんを見ると、化粧で忙しそうだった。
________________________
しばらくしてご飯を食べ終え、歯磨きもして、カバンも用意し、学院に行ける状態になった。
靴を履き、『行ってきます』とお母さんに声をかける。
返事がかえってきたことを確認し、駅に向かった。
ホームにはいつものように沢山の人がいて、ぎゅうぎゅうの電車になんとか乗り込んで、学院に向かった。
電車を降り駅からしばらく歩くと、学院の前に着いた。
『今日も衣更先輩に会えるかな?』
期待に胸を膨らませ、敷地内に入った。
衣更先輩に会いたい!Part2→←衣更先輩の様子がおかしい!
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作者名:するめ | 作成日時:2022年2月21日 20時