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衣更先輩に話しかけたい! ページ21

公園のゴミ箱にクレープのゴミ捨て、帰路に着く。


駅に近いので、衣更先輩といれるのはあと少しだけ。



『クレープ食べるの付き合ってくれてありがとうございました。楽しかったです!』


衣「おう。俺も楽しかったよ。」



駅が近づくにつれて人通りも多くなる。

またしばらく歩くと、目の前には改札が並んでいる。



(あぁ、お別れだ。また明日まで会えない。)



『送ってくれて、ありがとうございます。』


衣「どういたしまして。」


『明日、また学院の中で会ったら話しかけてもいいですか?』


衣「急にどうしたんだ?いつも話しかけてきてるだろ。」


『なんていうか、確認?ですかね。』


衣「別に話しかけられても急に嫌いになったりしないぞ。」


『裏で鬱陶しいと思ってませんか?』


衣「思ってないよ。明日からも、普段通り話しかけてくれよ。お前が話しかけてこないと、なんか不安になるからな。」


『ふふっ、なんですかそれ。・・・分かりました。じゃあ明日からもいつも通り話しかけますね!』


衣「はいよ。」


『そろそろ時間なので行きますね。さようならー!』


衣「気をつけて帰れよ!」


『了解です!』



衣更先輩に別れを告げ、駅のホームに向かう。


後ろを振り向くと、衣更先輩がまだ立っていた。



(・・・明日も先輩に会えるんだ。)



今日の出来事を噛み締めながら、前を向いた。

衣更先輩の事を隠したい!→←衣更先輩とクレープを交換したい!



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作者名:するめ | 作成日時:2022年2月21日 20時

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