衣更先輩に〇〇したい！【衣更真緒】 (ページ16)

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衣更先輩とクレープ屋さんに行きたい！ページ16

衣｢帰りにどっか寄って行きたいところとかあるか？｣

『あー、今日の朝登校してるときに、美味しそうなクレープ屋さん見つけたんですよ。そこに行きたいです！』

衣｢お、いいなそれ！行くぞ！｣

そう言って衣更先輩が走り出す。

『あ、ちょっと待ってください！』

それに続いて私も走り出す。

IN 学院の外

『あぁぁー、疲れたぁぁ！真緒先輩、足速くないですか？』

衣｢一応現役バスケ部だからな。ていうか、A足遅すぎないか？｣

『走るの苦手なので。それは置いといて、早く行きましょう！』

衣｢だな。｣

『案内しますね。駅の近くなんですよ。こっちです！』

全く人がいなく、まるで私と衣更先輩だけが世界から2人だけ切り取られたようだ。

衣｢そういえば、紅茶部は最近どうなんだ？｣

『相変わらず、天使がいます。』

衣｢･･･ん？｣

『創くんのことですよ。1年の紫之創。』

衣｢いや、それは分かるんだが、天使ってなんだ？｣

『天祥院先輩は何か怖いし、凛月先輩とは犬猿の仲なので、唯一気楽に話ができるのは創くんだけなんですよ。』

衣｢要するに、他の人と比べて可愛げがあって話しやすいってことだろ？｣

『そうです。あ、可愛いってところ大事ですからね。』

衣｢なんで凛月と犬猿の仲なんだ？｣

『え、あのー。それは、』

(衣更先輩のことでだなんて口が滑っても言えないんですけど！？)