衣更先輩に〇〇したい! ページ40
『うぅっ・・・。』
今までずっと堪えてた涙が、一気に溢れ出した。
衣「おい、どうした!?やっぱり俺のこと好きじゃなくなった??」
『違います。衣更先輩と付き合えたことが嬉しくて、つい・・・。』
衣「じゃあその涙は拭う必要ないな。」
『・・・・・はい!』
最初はどういう意味か分からなかったが、嬉し涙は拭う必要がないと衣更先輩が判断したんだと、そう解釈した。
衣「俺から1つ文句言っていいか?」
『ど、どうぞ。』
何か怒られると思って、涙が引っ込んだ。
衣「なんで名前呼びじゃないんだよ・・・。」
『はい?』
衣「いや、2人きりのときはお互い名前で呼び合う約束だろ?」
『そういえばそうでしたね。』
衣「でさ、提案なんだけど。付き合ってると誤解されるのが嫌だから、名前呼びは2人きりの時だけだったんだよな?」
『はい。』
衣「なら、もうずっと名前呼びでいいんじゃないか?」
『なぜですか?』
衣「だって、俺たちもう付き合ってるじゃん。」
『それはそうですけど、恥ずかしいじゃないですか!』
衣「周りの人達を牽制できるだろ?そしたら、俺のAは取られなくて済むしな。」
『私は他の人に乗り移る気はありませんよ!真緒先輩一筋ですから。』
衣「本当か?」
『本当です!』
衣「あ・・・、もうすぐで5時になっちゃうな。そろそろ帰るか。」
『そうですね。もちろん、一緒にですよね?』
衣「おう。」
衣更先輩といつまでもずっと、ずっと一緒にいたい。
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作者名:するめ | 作成日時:2022年2月21日 20時