【銀魂】難 聴 少 女 。【沖田総悟】

手 話 。 ページ10

A『ありがとう』


沖田『どういたしまして』



簡単な手話くらいならできる。


だから、まーほんとにたまにではあるが、手話で話したりもする。



A『そうちゃん、手話だんだんと覚えてきたね』


沖田「そんなことねェよ、Aに比べりゃまだまだだぜィ」


A『そりゃあそうだよ』



ふわふわした可愛らしい笑顔を浮かべてノートを見せるもんだから、吐血しそうになる。


俺はどこぞの二次オタかよ、と思う。


自分がちっと、まぁファン的な意味で、好きだと思ってる相手が笑顔で話してるだけで、吐血しそうになるとか。


恋愛的に好きだなんて、ありえない話である。


……多分。


いや、最近、Aといると心臓が煩かったり、ふと目で追いかけてたり、他の奴と喋ってるところを見るとイライラしたりする。


多分これは、俗にいう恋というヤツなんだろうが、俺は絶対認めない。


あの土方がちっとでも俺の家族関係になると思うだけで吐き気がする。



A『ねぇそうちゃん』


沖田「なんでィ、A」



A『すきだよ』




きっと、俺のこと気持ちは、嘘だ。


恋なんてしてない。してるはずもない。


そう思いながら、俺は笑顔を浮かべて



沖田「俺もでさァ」



なんて言ってみる。

純 情 恋 愛 。 From.貴方→←女 中 仕 事 。

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